天才役者とドンカン幼なじみの同部屋生活【A3!】【皇天馬】 (ページ29)

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２７話天才役者のハグページ29

『…天馬、あったかい』

天馬｢だろ？｣

『ん。』

昔はよくこうやって一緒に寝てたなぁ…

『なつかし。』

天馬｢……あぁ、そうだな｣

『…そういえば、天馬っていつから私のこと好きなの？』

天馬｢な…！

言えるわけねぇだろ！｣

『ええ～』

天馬｢ま、お前が至さんに恋してる時にはとっくに好きだったけどな｣

『……そ、か。』

そんなに昔から、思っててくれてたんだね

『ﾎﾞｿ私なんかのどこがよかったんだろ…』

うっかり呟いてしまった

だって、天馬のそばには綺麗な女優さんたちがいっぱいいたはず

天馬｢は！？

そんな事まで言わせるのか！？｣

『や、そ、そんなつも…』

さっきよりも強く、強く抱きしめられる

天馬｢全部…って言ったらどうすんだよ｣

『！！！』

天馬の吐息が耳にかかる

一気に体温が上がる

『～～～っ

…痛い』

あまりの恥ずかしさに、つい可愛げのないことを言ってしまった

天馬｢悪かったな｣

天馬は呟いた

あ、やっちゃった感じだ

と思ったら

天馬｢じゃあ、もっと優しく抱きしめてやるよ｣

とか返してきて、優しく抱きしめてきた

『……お、おやすみ』

たぶん、私の顔は真っ赤っかで、天馬はそれに気づいてる

だから、もっともっと優しくしてくるんだ……

天馬のハグが心地よかったのか、私はすぐに眠ってしまった