天才役者とドンカン幼なじみの同部屋生活【A3!】【皇天馬】 (ページ15)

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１３話天才役者とドキドキページ15

『…天馬……？』

天馬｢うるさい。

黙ってろ｣

いきなりだった

急に抱きしめられて…

『……』

なんか、私は天馬にドキドキしてる

至さんが、好きなはずなのに

天馬の心臓の鼓動が伝わってくる

あつい。

この熱は、天馬の熱？

それとも──

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天馬｢A｣

『な、なに？』

朝、いつもより早く目が覚めて

そしたら天馬も起きていて

布団の中で、２人で話す

天馬｢まだ、至さんのこと好きなのか？｣

え……

なんで、今、そんな質問…

『…す、好きだよ！！』

私は、なんだか意地っぽくなって答えた

天馬｢…そうか｣

天馬は、ちょっとだけ悲しそうな顔をした

…もしかして、天馬の好きな人は私なのかな

自意識過剰？

でも幼い頃からずっと一緒にいたから、なんとなく天馬の気持ちが分かる。

だって、天馬の目が、言ってる

プルルルル

天馬｢お…悪い、電話だ｣

『うん……』

心臓が、まだ、ドキドキいってる

もし、私がもう好きじゃないって答えてたら？

もし、このドキドキが恋だったら？

もし、天馬の好きな人が私だったら？

私は、そんなことを考えながら部屋から出ていった天馬を見つめた