学校に行きたくない ページ9
sideA
いやいやいや！！…なんで？
みんなが来るような所じゃないじゃん
杏「A？知り合い？」
『例のせんせーとクラスメイト！』ｺｿｯ
杏「あー…A？ちょっと戻っててくれる？」
『え？あぁうん』
杏は苦笑いにも似た笑い方をすると皆んなの方へ近づいていった
杏「初めまして、Aの"親友"の杏です！Aがお世話になってまーす！あ、注文決まってますか？オーダー取りますね」
話逸らすの上手いな、杏
けど親友って言葉で圧力かけるの良くないよ？
『けど…ボクも悪いよね』
ボクが先ほどまでいたテーブルに、少し残っている飲みかけのコーヒーがチラついた
＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日
『さ、流石に三年だけは行かなきゃ…でもでもでも！！』
さっきからずっとこんな調子
家のリビングで時計と睨めっこをしている
『くっ…やむを得ない！』
結果、遅刻になる時刻に家を出た
仕方ない、学校に行っているだけ偉いのだから
賞をもらいたいものだ
電車に乗るとやっぱりこの時間に学生はほとんどいなくて、席もガラガラだった
端っこの席に腰掛け、息を吐く
『大人になりたくない』
その声は自分でも聞き取れなさそうなほど小さい声だったが、人のほとんどいない電車には少し響いた
でもその後すぐにガタンという音にかき消されて、やっぱり聞き取れない
そんな無意味な時間も今のボクには心地よかった
＿＿＿＿＿＿＿＿
side渚
『おっはよーございまーす！』
殺「おはようじゃありませんよ！今何限目だと思ってるんですか！」
『ええっと…四限目？』
殺「えぇ、正解ですとも！しかももう四限目終わりますよ！？」
『あっはは、許してよせんせー』
…なんというか
意外だった
彼女のような人はあーいう場所を毛嫌いしそうだったから
しかもあんなに歌が上手なんて意外だった
僕から見て、Aさんは人と壁を
殺せんせーのことを名前で呼んだことはない、ずっと「せんせー」と呼んでいる
そしてフレンドリーに見えて、ずっと自分のことを話してくれない
質問された時だってそうだ
茅「哀川さんの好きなものと嫌いなものってなーに？」
『ん〜…甘いもの好きかな嫌いなのは特にない…いや、コロコロ変わるからどっちも言い切れないなぁ』
彼女はどうしてここに来たんだろう
彼女はなにを思ってるんだろう
気になるのに何故か
踏み込めない気がした
終わり←パンケーキ
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チョコレート - とってもおもしろいと思いました！！無理せずに、自分のペースでいいので頑張ってください！！ (2022年11月22日 16時) (
レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
ravito - zero2022さん» ありがとうございますー！プロセカと暗殺教室ってないんですよねぇ (2022年10月6日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
zero2022(プロフ) - 初コメント失礼します！なんかもう言葉に表しきれません。とにかく好きなので更新頑張ったください！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page7 id: aeb936f551 (このIDを非表示/違反報告)
ravito - ちょこれーとさん» わぁあ！！嬉しいですー！頑張ります！ (2022年9月19日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 私が見たいなと思っていたのがあってとても嬉しいです！これからもがんばってください！ (2022年9月11日 16時) (レス) @page5 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：倉間川 | 作成日時：2022年7月16日 8時
