隣の席が無愛想 ページ5
NO side
殺「ということで、今日からこのクラスに通う。哀川Aさんです」
『はじめましてー！哀川Aです。よろしくね〜♪』
Aはこの後の言葉を繋ぐのに困り、殺せんせーの方を向くと
彼女の意思を汲み取ってくれたのか否か、触手で後ろの方を指す
殺「哀川さんは1番後ろの席ですよ」
『は〜い』
後ろの席まで歩いて行くと、気怠げに椅子に背を預ける
特徴的な赤い髪色をした子がいた
『はじめまして、これから隣りよろしくね♪…名前聞いてもいいかな？』
業「……赤羽業…よろしくね、哀川サン」
『カルマくんね〜、オッケー覚えたよ』
今の赤羽の態度からAは自分が警戒されこそ歓迎はされていないということに気づいた。
赤羽としてはこんなにあからさまな作り笑いを見せられて、いい気分でいられる訳がないのだ
自分の作り笑いがバレているなんて露知らず。今も変わらずにこにこと人当たりの良さそうな笑みを浮かべるAに、彼は今しがた嫌悪感を覚えたのだった
結局二時間目は質問タイムとなり、特に大ごともなく終えたAはどこか面倒臭そうな顔をして、
休み時間になった途端に他の生徒が寄る暇もなく教室を出て行ってしまった
in保健室
『きっっっつ…』
それはそのはず
長らく瑞希以外の人との接触を極力避けてきたAにとっていきなり瑞希のテンションを真似るのはとてもハードだった
一番キツかったのは安心できる存在がおらず、心が追い詰められたことにある
『はぁ〜…サボろっかな、三時間目』
そんな言葉を口に出した後、流石に初日でそれはダメだと考えを振り払うように頭を振る
重い体を引き摺りながらAは教室へ足を向けた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコレート - とってもおもしろいと思いました！！無理せずに、自分のペースでいいので頑張ってください！！ (2022年11月22日 16時) (
レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
ravito - zero2022さん» ありがとうございますー！プロセカと暗殺教室ってないんですよねぇ (2022年10月6日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
zero2022(プロフ) - 初コメント失礼します！なんかもう言葉に表しきれません。とにかく好きなので更新頑張ったください！ (2022年10月3日 0時) (レス) @page7 id: aeb936f551 (このIDを非表示/違反報告)
ravito - ちょこれーとさん» わぁあ！！嬉しいですー！頑張ります！ (2022年9月19日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - 私が見たいなと思っていたのがあってとても嬉しいです！これからもがんばってください！ (2022年9月11日 16時) (レス) @page5 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：倉間川 | 作成日時：2022年7月16日 8時
