いつか海の見える部屋で 四 ページ22
夜
路地裏を三人で歩く
太「夜は善い……マフィアの時間だ」
織「これからどうする」
太「どうしたもんかねぇ……それにしても災難だったね。敵のボスに会うなり、熱烈な求愛を受けるなんて」
織「死に値する場所を探す為に戦場を求めるなど、変な奴等だ」
『どうせなら、治くんのように自分から死のうとすればいいじゃないですか……傍迷惑な話です』
太「そうかい?死に方に工夫を凝らしたいなんて私にはない発想だよ」
織「……この抗戦はいつまで続く」
太「ミミックの兵士はともかく、指揮官の異能力は厄介だね。奇襲が効かない……となると内部情報が必要だ。心当たりはあるかい?」
織「……安吾しかいない」
太「私達も同意見だね」
織「安吾を探す方法はないものか」
『ありますよ』
そう言えば織田作さんは驚いたように此方を見る
織「あるのか?」
太「正確に言えば、探し出す必要すらない」
そう言えば、丁度着いた
織「此処か……」
『ええ……何時ものお店です』
安「やぁ、どうも。お先にやってますよ」
待ち合わせもしていないのにいつもと同じ席に座っている坂口さん
太「連絡くらいくれても良かったんじゃないか?」
安「尾行を撒くのに苦労してましてね。でも今日は大丈夫です。ゆっくり飲める。それで?如何して此処が判ったんです?」
太「なんとなく、ね」
安「僕はツイてる。此処で呑める事はないと思っていました」
『潜入捜査官は
太「君はマフィアに加入する前から別の顔があった。それは国の秘密機関、内務省異能特務課のエージェントとしての顔だ。任務はポートマフィアの動向を監視。国内の異能力者を統括する秘密組織といえどポートマフィアと全面戦争になれば只では済まない。そもそも特務課の任務は異能力者の管理だ。殲滅じゃない」
『だから、ポートマフィア内にエージェントを潜入させて監視していた』
太「そしてそこに、ミミックの話が持ち上がった。日本上陸を計画していた異能犯罪組織は特務課からしても頭の痛い存在だ。そこで君にミミックの動向を探らせる事にした。ポートマフィアの間諜としてね」
坂口さんは、顔色ひとつ変えずに黙って聞いていた
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リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» 行ってらっしゃい!待ってますよ〜なんだか太宰さん達と一緒に行ってるみたいですね〜「今日は太宰がいないから仕事が進む」「国木田さん……言い過ぎです」探偵社はいつもより仕事が進んでますね〜 (2019年5月9日 14時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - これから行ってきます。帰ってきたら又お話して下さい!「リュカちゃん、ちょっと待っててあげてくれるかい?」「リュカ、頼むな。お前も無理すんなよ。」それでは! (2019年5月9日 4時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» おお〜奈良が一緒ですね〜ええだいぶん進んできました!回想が結構考えてたんですよ。黒の時代が終わった後と一期の主人公って雰囲気が一寸違うのでその理由……って感じの回想です! (2019年5月8日 21時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 私は奈良、京都、大阪です!お話大分進んできましたね…姐さん、中也…あと、回想が何とも…続き楽しみだなぁ〜 (2019年5月8日 21時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» いえいえ〜私は東大寺に行きますよ〜奈良です!セイレーンさんはどちらへ? (2019年5月8日 17時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月1日 20時