いつか海の見える部屋で ページ19
医務室にて治くんに支えてもらいながら織田作さんが触れた毒に効く解毒剤を飲ませてた
太「どうだった?」
『……坂口さんは、恐らく』
太「そう……」
『今度、異能特務課との会合があるそうです。僕を新しい補佐官と発表した上に何か重要な事を話すそうです。盗聴器を仕込むつもりです』
太「ああ、頼んだ」
と、織田作さんが目を覚ました
太「ヤァ、目覚めたかい織田作」
『織田作さん、気分は大丈夫ですか』
織「向こう五十年の二日酔いをまとめて受け止めてる気分だ。お前に言われた場所で安吾に会った」
太「ああ、Aちゃんから聞いたよ。矢張りあの場所であったのだね」
織「ああ。黒尽くめの兵士達と闇に消えた」
太「差し当たり、黒の特殊部隊と云うところだね。どうやら起こっている現象は2つに分けられるようだ」
『囚われていた坂口さん、爆破、アンドレ・ジイド、黒の特殊部隊……起こっているのは2つ...犯罪組織ミミックの襲来、もう一つは安吾さんと黒の特殊隊の暗躍に分けられる気がします』
織「黒い特殊部隊とミミックとは別組織なのか?」
太「別だよ。ただ、黒の特殊部隊の方は当面は無視して良い。矢張り危険なのはミミックだ」
『先程首領から聞いた。市内で抗戦が起きている。治くんの部下の芥川くんが言っていたし』
太「そう。此方は敵の長の使う異能力さえ判ってないんだ。分が悪い」
織「その芥川という男……確かお前の部下だったな。かなり攻撃的ない能力を持っていると聞いたが」
太「……彼は鞘のない刀剣だよ。遠からず、マフィア最強の異能力者になるだろうが……今は誰かが刃の仕舞方を教えなくちゃならない。でも、Aちゃんを運んできたのは驚いた。恐らく自分で考えたんだろうね」
『へー』
治くんがそこまで言うのだ
将来が楽しみな異能力者なのだろう
太「話が逸れたね。今朝、五大幹部会が収集され、ポートマフィアの全戦力を似ってミミックを迎撃する事が決定された。ついさっき、芥川君を含む私の部下が奇襲を受け、今も美術館で抗戦を_____織田作?」
ベッドの隣にある机の上に置いてある銃を織田作さんが身につける
『まさか行く気じゃないでしょうね?まだ安静しないと!』
織「全戦力を似て抗戦するんだろ?」
『……織田作さんは殺しはしないのでは?興味があるのですか?』
そう言えば
織「ない」
太「じゃあなんで?」
織「……借りの多い人生だからな」
太「借りなんて忘れて仕舞えば良い。相手だって、何を貸したかなんて……憶えちゃいないさ」
治くんはそう言った
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リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» 行ってらっしゃい!待ってますよ〜なんだか太宰さん達と一緒に行ってるみたいですね〜「今日は太宰がいないから仕事が進む」「国木田さん……言い過ぎです」探偵社はいつもより仕事が進んでますね〜 (2019年5月9日 14時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - これから行ってきます。帰ってきたら又お話して下さい!「リュカちゃん、ちょっと待っててあげてくれるかい?」「リュカ、頼むな。お前も無理すんなよ。」それでは! (2019年5月9日 4時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» おお〜奈良が一緒ですね〜ええだいぶん進んできました!回想が結構考えてたんですよ。黒の時代が終わった後と一期の主人公って雰囲気が一寸違うのでその理由……って感じの回想です! (2019年5月8日 21時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 私は奈良、京都、大阪です!お話大分進んできましたね…姐さん、中也…あと、回想が何とも…続き楽しみだなぁ〜 (2019年5月8日 21時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» いえいえ〜私は東大寺に行きますよ〜奈良です!セイレーンさんはどちらへ? (2019年5月8日 17時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月1日 20時