22話 ページ32
次に目がさめたのは日が少し昇ってからだった。
隣には、天馬の顔。
貴「綺麗だな…」
そう言って手を伸ばそうとしたとき、天馬の目が開いた。
天「誰がだ?んん?」
貴「てん…」
天「んん?」
あ、ヤバイ。これ絶対ヤバイ。これ絶対ヤバイ。
貴「…とうむし!てんとう虫!」
天「てんとう虫?」
貴「そ、そう、てんとう虫」
天「ふ〜ん」
朝から焦った…
あの時の私…何故言葉に出した…!
天「てんとう虫って綺麗なのか?」
貴「え"…綺麗だよ綺麗!」
天「そうか…」
ああああ
話題変えよ。
貴「…」
話題が無い…話題が無い…!
その時突然ドアが開いた。
有「やぁ蘭ちゃん!…ぁ、僕邪魔?」
貴「いえ!とんでm「邪魔」ちょ…天馬…」
有馬「ま、いいや☆…で、ちょーっと話したい事があるから、蘭ちゃんだけ来てくれる?」
貴「はい」
有「じゃ、僕の部屋で待ってるねー」
有馬様が出ていくと天馬は小さく舌打ちした。
天「…話が終わったら俺の部屋に来いよ?」
貴「うん」
天馬が出ていったのを確認して、すぐに狩衣に着替えて有馬様の部屋に向かった。
嫌な予感がするが気のせいということにしておく。
〜有馬様の部屋〜
貴「失礼します」
有「入って入ってー!」
中に入って有馬様がいる所までいく。
貴「話…とは?」
有馬様の顔から笑みが消える。
貴「…?」
すると突然有馬様が顔を上げて椅子の上に立った。
有「僕とポッキーg「失礼シマシター」ちょっとちょっとー!冗談だよ冗談!!」
貴「…」
有「じゃあ早速本題に入ろう!」
貴「は、はい」
有「昔のこと、覚えてる?」
貴「昔のこと?」
有「そう、昔のこと」
覚えている。
貴「覚えています」
有「家族の名前言ってみて」
貴「母の翡翠、父の逞、兄の湊斗、妹の柚葉…です」
有「幼馴染みは?」
貴「いません」
有「ok〜」
有馬様は何を聞きたいのだろうか…
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おはぎ
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雲林院憲剛
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作者名:天命龍 | 作成日時:2017年3月6日 22時