7話 ページ11
そのまま鸕宮家に戻り天馬様と別れて自分の部屋に入ると椅子に座り時計を見る。12時36分か…
貴「お昼ご飯…」
お昼ご飯をどうするか考えているといきなりドアがノックされびっくりしてしまった。
貴「はい!」
ドアを開けようと椅子から立ち上がるとドアが開いた。
貴「天馬様!」
天「さっき買ったみたらし団子何箱かやるよ」
貴「あ、ありがとうございます」
天「じゃあな」
とりあえずお昼ご飯は天馬様から頂いたみたらし団子を食べよう。ケガレ祓いの時間まで何をしようか食べながら考えていると菜々様の事を思いだし、みたらし団子を急いで食べ終えると部屋を出た。
しばらく廊下を歩いていると目的の人を発見した。
貴「菜々様」
菜「蘭様!どうなさいました?」
貴「荷物の件、天馬様からお聞きしました。ありがとうございました」
私は頭をさげる。
菜「頭をあげてください!お礼を言われるためにやったことではありませんから!」
私が頭をあげるとニコッと笑ってくれた。
貴「ありがとうございます!」ニコッ
菜「いえいえ!とんでもない!では、私はこれで」
歩いていく菜々様の背中を見つめながら私は空いた時間何をするか考えていた。
とりあえず自分の部屋に戻ってさっきまで座っていた椅子に座る。
〜その頃の天馬〜
どうして俺はアイツにみたらし団子をあげようと思った?
どうして俺は気づくとアイツの事を考えてる?
昨日までアイツの事なんか考えてなかったぞ?それどころか気にかけてもなかったぞ?
なのに…なんで……こんなに気になる?
どうして少しでも一緒にいたいと思う?
…
……
答えは簡単だ。
俺のなかでアイツは…蘭は
特別な存在になりつつあるってことだ。
いわゆる気になる異性ってやつだろーな。
いつからこうなったのかはわからねぇけど。
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おはぎ
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雲林院憲剛
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作者名:天命龍 | 作成日時:2017年3月6日 22時