STAY WITH ME 2 (ページ23)

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美しい男ページ23

視線を絡ませる前に、その手をきゅっと握りしめる。

ゆっくりと彼女を振り向くと、ほんのり上気した頬が赤くて・・・ちょっと、その、早く帰りてーな！

「あー！ダメだからね、今日はシゲ借りるから！Aちゃんは大人しくひとりで帰ってくださーい」

「なんだよそれ。おまえ、たった今『ひとりじゃなくなった』って言わなかった？」

まっすー、マジそれな。

「や、でもさー、正直Aちゃんの前では言えないよーなこともあるっしょ？だから、男同士で飲むの！二次会！ほら行くよ！」

うわ、コイツせっかちだな！

呆れたままAに視線を戻せば、おかしそうにクスクス笑っていた。

「じゃあ、私はひとりでおとなしく帰るんで、シゲアキを好きなだけ尋問しておいて」

「えっ、おい！」

慌てふためいてんのは俺だけで、２人の目の前にもかかわらず、Aが一瞬だけ唇を押し付けてくる。

「鍵、持ってるでしょ？ちゃんと朝になったら帰ってきてね」

「うーわ、もう朝帰りだよ！シゲちゃん悪い男だな～」

「そうさせてんのは誰だよ！」

ぎゃーぎゃー騒ぎながらまっすーの家で部屋飲みすることに決まって、結局、みんなでマンションへと帰ってきた。