STAY WITH ME 2 (ページ1)

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悪い女ページ1

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「それで？どうなったの」

私は今、存分にシゲアキに甘えている。

ソファに２人で寝そべり、ぺたりとほっぺたをくっつけたカタイ胸板に、さらにぎゅっと押し付けた。髪を撫でさする手は甘いのに、降ってくる声は若干ふてくされている。

「もぉ大変だったよ～。私が話を切り出す前に『結婚しよう』だもの！別れようと結婚しようがずーーーーっと平行線で・・・最終的にしびれを切らした手越くんが飛び出してきて、飲みに連れて行ってくれた」

「てごしくん？」

ぴくりとシゲアキが揺れる。

「ああ。まっすーの彼氏」

「かれ・・・えっ？は？え、ええっ？？」

ぴくりどころではなくシゲアキがソワソワと体を揺らす。

居心地のよかった抱き枕が動くので、仕方なく頭を上げた。

「別に今どきめずらしくないでしょ、男同士のカップルなんて」

「ええ～、まぁ、いや、うん・・・」

「はー、お風呂はいってこよ」

立ち上がって、まだ眉を下げて戸惑っているシゲアキへと流し目を送る。

「どうする？一緒に入る？」

ごくりとそののどぼとけが動く。オニキスみたいな丸い目ん玉が、ぴかりと妖しく光った。