STAY WITH ME (ページ41)

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悪い女ページ41

いつもと同じ日曜日の予定だったから、夕飯も軽く済ませるつもりだったし、外に食べに出る時間もとっていなかった。

それをシゲアキに伝えたら「じゃあ作るよ」とこともなげに言ってのけたのだ。なんていいオトコ！

昼は麺だったから、とスパイスを炒めたカレーを作ってくれて、持ち帰るつもりで買ったという材料を置いていってくれるようにお願いした。

「こんな都心でも意外とスーパーとかあんのな」

「そりゃそうよ。結構住んでる人いるもの」

「まあそうか。でも安くはないよなー」

鼻に抜けるいい香りに思わず声が出たら、シゲアキが楽しそうに笑う。

「すげー作り甲斐があるわー」

「ほんとにずっといて欲しい。もういっそのこと、結婚する？」

「えっ」

「シゲアキがよければだけど」

「いや、俺も別にかまわないけど」

へ？

予想もしていなかった答えが返ってきて、驚きのあまりむせてしまった。

「ちょっ、大丈夫？モリモリ食ったり爆弾発言したりむせたり、忙しーな、おまえ！」

握らせてくれたコップをあおる。あー、鼻の奥が痛い！

「鼻からカレーが出るかと思った・・・」

「やめてくれよ！」

顔をくしゃくしゃにして爆笑してるシゲアキに苦笑いを返す。