STAY WITH ME (ページ4)

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悪い女ページ4

擦りあう素肌が火傷しそうなほど、熱い。

「シゲ、アキ・・・ッ」

「ああ・・・泣くなよ・・・」

黒く濃い眉が歪み、官能的な声が苦しげに呻いた。

強すぎる快楽に、手が痺れている・・・手だけじゃない、全身が痺れて力が入らない。

涙なのか汗なのかわからないけれど、彼の長い長い睫毛には、玉になった雫が震えている。

ぐったりと傍に横たわったシゲアキの手が、やや乱暴に頬を拭っていく。そんな彼の目にも、膜が張っていた。

今、何時なんだろう・・・

「何回した？」

「わっかんね・・・３回？アレも入れると４回か・・・うわ、マジか・・・」

ジンジンと感覚がボヤけた下半身にはシゲアキがまだ絡みついている。抜け出たのかどうかはよくわからない。

「ちょっとだけでも寝ようぜ・・・死ぬわ・・・」

「うん」

汗だくで気持ち悪いはずなのに、体を起こそうなんて気はこれっぽっちもおきなかった。

バクバクとやかましく鳴っている胸に頬をくっつけた途端、意識はすとんと闇に落ちた。

目がさめて飛び込んできたのは、びっくりしたように丸く見開かれた大きな瞳。

「起きた？」

それはすぐに照れくさそうに細められ、私の前髪をかき上げながらおでこを撫でてくる。

「シゲアキ・・・」

「ん。そう」

全身が鉛か何かになったみたいに重くてたまらない。