【ヒロアカ】加賀美さんは爆豪くんの彼女 (ページ6)

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第５３話ページ6

デクの試合が終わったから控え室に行き、チアの衣装から体操服に着替えて、テレビをつけながら身体をほぐしはじめた

『優秀!!優秀なのに拭いきれないその地味さはなんだ!ヒーロー科瀬呂範太VS2位･1位と強すぎるよ君!同じくヒーロー科轟焦凍!!』

2戦目、瀬呂と轟の対戦

『START!!』

ｷｲﾝ

一瞬だった

瀬呂がテープを轟に巻き付けて、そのまま場外を狙おうとした直後、
フィールドが巨大な氷に包まれた

『轟くん、2回戦進出!!』

巻き起こるどんまいコール

思ってたよりも早く、マナの出番が来てしまった

･

『ステージを渇かして次の対決！続きましては、こいつらだ!スパーキングキリングボーイ!ヒーロー科上鳴電気!!VS！
見掛けに騙されなんなぁ！触れられたら個性を反転されて使われちまうぜ!ヒーロー科加賀美愛！！

START!!』

開始早々、上鳴に突っ込んでいって、上鳴を押し倒す

『なんなんだよ、この羨ましい展開はよぉぉ！！？
おいおい上鳴、こんな至近距離にいんのに個性使わねぇのはやっぱ、男子高校生だからかぁ！？』

｢プレゼントマイク言う通り、なんで個性使わないわけ？｣

上鳴の腕を抑え、お腹に乗り、起き上がらせないようにしながら聞く

｢レクリエーションの時に、マナは俺に写真を撮らせてそのお礼とか言って俺と2ショットを撮ったけどよぉ、
そん時に俺の個性を反転させて電気を通さねぇ個性をつくっておいて、俺が一気に最大出力の電気を流しても、それを防いで無防備になった俺を倒そうって作戦だったんだろうけどよぉ
残念だったな、俺に作戦がバレて！俺が個性を使わなきゃただの格闘技｣

そう言ってマナの腕を引いて、今度は上鳴が上になる

｢体格差で俺の勝ち確よ、棄権した方が＿

いいん、じゃ、ねぇの？……って、ありッ？｣

上に乗った上鳴を浮かせて、場外に出す
絶縁体の個性だと思っている上鳴は目を丸くしている

｢マナ、上鳴の個性使ってないよ、お茶子の個性を使ったの。
もちろん、上鳴の個性を使おうとも考えられたんだけど、単純すぎるからやめたんだよね。
ありがとね、まんまとかかってくれて｣

｢上鳴くん、場外！加賀美さん、2回戦進出！｣