【ヒロアカ】加賀美さんは爆豪くんの彼女 (ページ14)

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第６１話ページ14

「眼鏡、やっちまえ！」
｢ブーブー｣

入場直後、観客の声援に混じってブーイングやヤジが聞こえてきた

声のする方を見ると、さっきマナが口喧嘩した相手がいたとこ
ったく、フィールド側(こっち)はサポート科がマイク使って声を届けたのに、観客席(あっち)の声は何も使わなくても届いてくる

勝己め、“聞こえてねぇ”なんて嘘じゃん

｢加賀美君、どこを見ているんだ。
君の相手は＿俺だろう｣

『START!』

開始直後、反対側にいた飯田が近づいてきた

次の瞬間には、もう飯田はマナの頭を狙って大振りジャンプキックをしようとしていた

これを今から避けたら、不安定な体制になる
その隙にさっきのスピードでマナの回られたらマズい
うわぁ、痛そうだな

ｺﾞｯ
｢った、｣
｢なっ、！？｣

なんとか頭を腕で守ったけど、痛ったいな、腕折れたんじゃないの？

ﾄﾞｺﾞｯ
マナは飯田の左頬に蹴りを入れた

飯田はその蹴りでK.O.

｢飯田くん、行動不能。加賀美さん、3回戦進出！｣

蹴ってすぐさっきのスピードを使って間を取ってたらよかったのに、驚いていたのか飯田の反応は遅くて、マナの蹴りの届く範囲内にいた

飯田はリカバリーロボットに運ばれて、マナは自分の足で出張保健室までいった