第８話 ページ8
50m走、握力、立ち幅跳び、反復横跳び、ボール投げ、持久走、上体起こし、長座体前屈
この中で、デクの力なしでやらなきゃなんないのは、持久走、上体起こし、長座体前屈 他にもあるけど、まだ応用を利かせばなんとかなると、思う
50m走 出席番号順にするからマナは結構早かった 一緒に走るのは、黒メッシュ 名前は…
｢俺、上鳴電気！よろしく｣
｢加賀美愛、マナって呼んで｣
脚に力を込めて_
｢スタート｣
去年と同じ威力のスタート
は！？
ヤバッ 出遅れた
あれから、スピードを上げたけど結果は7.7秒 普通の体力テストだと、10点ギリギリ
どうして？オールマイトみたいな速さで走ってたはずなのに
｢加賀美さん、やよね？｣
顔を上げると、おん眉の子
｢うち、麗日お茶子。男女別の名簿やったら前後やから仲良くしときたいなと思っとったんやけど、加賀美さん前の方やったからここでしか話せんくて…｣
｢加賀美愛、マナって呼んで｣
｢うん！よろしくねマナちゃん！｣
｢マナちゃん、個性何なん？｣
｢マナの個性はね、【鏡】触れた人の個性を反転したものの個性を使うことができるの｣
｢へー、うちの個性は【無重力】なんよ 触れたものの重力を無くすことができるんよ、使いすぎたら気持ち悪くなっちゃうけど…｣
へぇー、【無重力】か。次、握力だったよね
｢マナ！ 何話してるの？｣
｢あっ、透。終わったの？｣
｢うん、中学の時よりは早くなったんだけどね…｣
｢あっうちも！｣
二人が話している間に、50m走の方を見る。透が終わったから次は勝己とデクか。
デクはどうやって最下位を回避するんだろ
とデクの方を見ていると
｢あ、あの天パの子！入試の時同じ会場やったんやけど、“オールマイトみたいな個性使っとったんよ！”｣
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作者名：式部夏海 | 作成日時：2019年1月14日 9時
