【ヒロアカ】加賀美さんは爆豪くんの幼馴染 (ページ11)

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｢おねえさん！ふーせんください！｣

オールマイトのフィギュアを持った5歳児に風船を渡すと、わーいと年相応の喜び方をして母親と帰っていった

今日は高校入試なのだが、もう成人した私には関係ない
私は店の前の歩道で、ハンバーガーの看板を取り付けサンドイッチマン(女だからウーマンが正解か？)となり、オールマイトの２本の触覚がついた黄色い風船を配っていた
今日は暑い、長袖を着てきたのは間違いだったのではと思うほどなので私は近くの街路樹の影で、この風船割れやすそうだから膨らますの大変だっただろうなぁ、と考えながら風船を配っていた

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｢風船ちょーだい！｣

またこれまで通りしゃがんで風船を手渡ししようとした時、手を離すタイミングがずれ、風船が上へと上がっていった

「あっ！」

子供が声を上げた

私は自分の今の状況を忘れて跳ぼうとしたが失敗する
すると、フードを被った青年がハンドボールのようにオールマイトの頭を掴んだ

私はその掴み方に違和感を覚えた
何故か青年も一瞬驚いていた

｢ほらよ｣

と、青年は子供に風船を渡した

ありがとうございますとお辞儀をし顔を上げると、青年はもういなかった