Twenty-Second Attack ページ23
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Side of Hidaka
『…どしたの？』
「………あ、その……あり、がと。
やっぱり運んでくれたの…浮所くんだった」
『ううん、体調…気をつけて…ね、』
《 次、もう放課後よね？
浮所くん、Aさんの鞄
持って来てあげてくれない？ 》
『は、はい！分かりました』
「い、いいよ！教室までは帰れるし」
『ううん、無理…しないで』
先生に言われて、教室まで戻ると
もうみんな帰ってて
体操服だけ着替えてから
自分のと彼女の鞄を持って教室を後にする。
保健室に着くと彼女はもうベッドから出てて
更衣室にも行ったみたいで、制服だった。
「あ、ありがとう…浮所くん、ごめんね？」
『ううん、大丈夫』
《 じゃあ、お大事にね？ 》
「はい、ありがとうございました」
『じゃあ、先生、失礼します』
はい、と鞄を渡して、2人で廊下へ出る。
お互い、どうしたらいいか分かんなくて
ぎこちなく出来た距離。
『…………あの、送ろっか？』
「へ、…」
『部活も休みだし。
やっぱり途中で倒れちゃったら…危ないし』
「で、でも…」
『那須のが…………、よかった？』
「え、…っち、違うよ！そんなこと…ない」
『そう？……なら、行こっか』
思えば帰りに一緒になるなんて
初めてだな、なんて思う。
手が触れそうで触れない距離
それに慣れなくてドキドキして。
「そ、そう…言えば、浮所くん足速いんだね！」
『え？？』
「今日、走ってた時すっごい速いし
1位も取っててびっくりした！」
『………見て、くれ…てたの？』
「っ…え、っと………その」
俺の言葉に慌て出す彼女。
だって、普通反対側にいる俺らのことなんて
あんまり見ないと思うから。
口元が緩むのを必死に抑える。
嬉しすぎる、ほんとだったら。
「み、見てたっていうか…、見えたっていうか」
『そっか(笑)』
他愛のない会話でも、嬉しくて
この時間が続けばいいのにって思う。
好き、なんていくらでも朝から伝えてたのに
なんでこんなに臆病になったんだろう。
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うきなすしか勝たんるるる - 可愛すぎ。天使ですか？ (7月25日 15時) (
レス) @page7 id: 748fa13fe5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 浮所くん可愛すぎてやばい！！！キュンキュンしました！！ (2018年8月2日 21時) (レス) id: 4c38f8a706 (このIDを非表示/違反報告)
裕圭(プロフ) - 浮所くんの純粋で本当に真っすぐで彼女に直球な所凄く可愛くてメロメロでした！！部活の時とかのギャップも最高でした！！次回作期待してます！！ (2018年3月27日 1時) (レス) id: aa2d153af8 (このIDを非表示/違反報告)
りん - とってもおもしろいです！余計なお世話かもしれませんがNinthが正しいかと思います！これからも更新頑張って下さい (2017年8月7日 13時) (レス) id: b45e6a1ff2 (このIDを非表示/違反報告)
さちこ(プロフ) - はじめまして！昨日初めてこの作品を読んでから何回もリピートしてます( 〃▽〃)すごくおもしろいです！！！続編勝手に期待しちゃってます(笑)これからも更新頑張って下さい☆ (2017年7月5日 16時) (レス) id: a47dfd0d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むう
| 作成日時：2017年4月23日 19時
