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君が隣にいる ページ14

ヒカルSide



信じられない気持ちでいっぱいだった。



久しぶりに会うらんは、前よりもさらに綺麗だった。




らん「久しぶり。」




「帰ってきてたん…?」




らん「ちょうど今日、日本に帰ってきたとこ。


ヒカルは元気にしてた?」




「まあ。」




普段は会話なんて息をするほど簡単やのに…
聞きたいことは山程あるのに…
俺は上手く話せんかった。




らん「頂点極めた?」



いたずらっぽく微笑みながら、らんが聞く。



「だいぶ来たけどな。まだまだ頂点目指してるとこって感じやな。」




らん「そっか〜。やっぱすごいね。」




「何が?」




らん「上へ上へ本当に登っちゃうもんね。

わたしはもう登り疲れちゃって。」




「いや。お前もすごいやろ。海外で何年も。」



らん「まあ、がんばったけど、ヒカルみたいに頂点極めるやる気が持たなかったな。


しばらくはゆっくりしようと思って。」





「そうなんや。


………この後暇なら、飯行く?」




らん「いいね。あの焼鳥屋さんまだやってるかな?」




「懐かし。行ってみるか。」






公園からの道をふたりで歩く。
心地良いスピード感。



自分の歩くスピードが、らんといたときと変わってへんかったんやと気づく。



そこからはまるで昔に戻ったみたいに、いろんな話で盛り上がった。




あの時と同じ。
また俺の毎日にらんの色が加わったと思ったのに。

遅すぎる→←またあの声を



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作者名:らん | 作成日時:2020年11月18日 15時

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