NEXT TARGET Ⅲ 【ハイキュー】 (ページ37)

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CHAPTER 97 スパイの証言ページ37

赤葦side

〈決行日が決まった頃のBARRIER〉

Aを奪われてから数日が経過し、俺たちBARRIERはいつもの平穏を取り戻しつつにあった。

黒尾さんがTERRITORYにスパイを頼んでいた岩泉さんの証言により、あの時フードを被っていた人物が分かった。

岩泉｢あの時、フードを被っていたのは俺と及川徹、副リーダーの清水潔子。｣

黒尾｢ん？及川はSECRETAGENTのリーダーじゃなかったか？｣

岩泉｢SECRETAGENTは抜けた。A奪還のために俺と一緒にな。｣

木兎｢清水潔子って…烏野のマネージャーの！？ツッキー、だからあの時混乱してたのか｣

月島｢情けないです…監視してたつもりなんですけど気づくことができずに｣

岩泉｢そして、スパイだった菅原孝支、夜久衛輔。リーダーの神崎A。｣

リーダー。その言葉を聞いてドキリとした。そう。Aは"普通の女子高生"ではなく"暗殺者のリーダー"なのだ。分かっているはずなのに、過去がちらつく。

___姉だった人をこれから本気で誘拐するなんて