何万回だって”君が好き“

29.脅し ページ29

Aside









あーあ、とうとう呼び出しくらっちゃったよ









まぁ前回は重岡くんにばれたもんね。









女子「あんたさ、マジ調子乗りすぎ(笑)

その見た目でしげと釣り合うとでも思ってんの？」









いやそもそも釣り合おうとも思ってない。









何度も言うけど複数は卑怯だよね。
なんか前回より一人増えたし。









女子「きいてんのかよ」









『そもそも重岡くんと釣り合おうとも思ってないので安心してください



第一私から重岡くんに近づいてないんですけど、』









女子「ごたごたうるせーよっ！」









そのままなぐりかかってきたからさすがにイラっとしたが、









ここで同じことしたら同レベルだ。









そこまで落ちぶれたくないや。









女子「とにかくっ…これ以上媚売ってたら痛い目みるから。」









『っ、え』









だる、なんて思ってたのに、女子たちがいなくなったとたん足の震えが止まらないのだ。









『弱ったなぁ…』









自分って、案外よわいもんだ。









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