✾ ページ12
淳太side
彼に一目惚れし、彼を蘇らせて数ヶ月。
�霤朕鰺気般松茲辰身爐浪兇僚擦泙い砲箸發暴擦漾△箸發貌�いている。
無論俺がそう望んだからである。
彼を蘇らせた理由も彼に話した。
所謂告白。
彼は承諾し、俺と彼は恋人になった。
けれど俺には、悩みがある。
紫「淳太」
夜、寝台に腰掛けた崇裕が俺を手招きする。
崇裕の部屋、崇裕の匂い。
燭台の灯りが崇裕の顔を照らす。
紫「おいで。今日こそ、な？」
夜のお誘い。
恋人同士なら当たり前にすることだけど、俺と崇裕はまだ未経験だ。
なぜなら。
黄「っ、あ、ごめ、今日はもう寝るっ…」
俺がいつも断ってしまうから。
かぁ、と顔に熱が集まる。
崇裕の返事も聞かず、崇裕の部屋を走り出た。
崇裕side
あーあ、今日も逃げられてもうた。
俺を蘇らせた術師の淳太。
俺の恋人。
誘う度顔を赤くして。
あんな顔をされたら余計抱きたくなるじゃないか。
次は逃げられない状態で誘おう、と明かりを消そうとしたとき。
扉が叩かれた。
するり、と音もなく入ってきたのは淳太の弟子の大毅だった。
紫「どないしてん大毅、こんな夜に」
赤「…アンタは」
ぽつりと大毅が呟いた。
赤「アンタはあの人の恋人なんか」
あの人。
淳太のことだとすぐに察する。
紫「…そうや、って言ったら？」
俺の言葉に、大毅はばっと顔を上げて俺を睨みつけた。
赤「俺はずっと、あの人の側に仕えて師事してきた！親に殺されかけたあの日から！俺にただ一人微笑んでくれたあの日から！あの人のぜんぶを知っとる！あの人と誰よりも一緒にいる！なのに、なのに！！」
大毅はぎりっと奥歯を噛みしめる。
赤「ぽっと出のアンタが全部掻っ攫った…！あの人の心も、身体も！あの人がアンタの話を恍惚とした表情で語るのを聞かされるのがどんなに苦痛か！どんなに想っても、どんなに側にいてもあの人は俺のものにはならない！！」
大毅は淳太を愛している。
少し観察すれば分かること。
大毅の熱の籠もった視線。
狂おしく、愛おしく淳太を見つめるその願いは、決して叶いはしない。
紫「…そんなん、俺に言われても困るわ。俺があいつに惚れたんじゃない、あいつが俺に惚れて俺を蘇らせたんや。これはあいつの恋で、俺から始めたことじゃない」
わざと傷付けるような言葉を選ぶ。
大毅がぐっと唇を噛みしめる。
紫「まぁせやな」
呼びかけるような声音に大毅が訝しげに顔を上げる。
紫「奪えるもんなら奪ってみな、負け犬」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふしじ - 中間家の物語すごく面白いです！ゆっくりでもいいので、いつでも続き待ってます！ (4月23日 20時) (
レス) @page17 id: c6dca854b8 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ヤクザに買われてる淳太君かわいいななんていうか、素直？続き待ってます！組長しげとの絡みとかみたいです！ (3月24日 17時) (レス) @page3 id: 992cb6f71d (このIDを非表示/違反報告)
夏帆(プロフ) - ガーデンバース、個人的には続きが見たいなぁ…と思ってます‼️ (3月23日 9時) (レス) @page15 id: 6fdfb0e8fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - ガーデンバース、美しすぎます❣️素敵なお話をありがとうございます❣️続きが楽しみです^_^ (3月11日 19時) (レス) @page15 id: d378d34ad2 (このIDを非表示/違反報告)
キナ子(プロフ) - 無理しない程度でいいのでこれからもファイトです！ (2月20日 21時) (レス) id: 190d3c4ada (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眞都 | 作成日時：2024年2月6日 20時
