GOOD DAY

過去�� ページ37

でもそんな幸せは続かなかった


結婚した1年後、酔っ払ったアッパが帰ってきた


アッパ「ああああぁ…ﾋｯｸ…ｱﾊﾊﾊ

今日さぁ〜〜、上司にめっちゃ腹たって仕事辞めてきちゃったよ〜ﾌﾌ」

オンマ「え…大丈夫？」

アッパ「…なあ、それは〜俺の心配？
それともお金の心配？」


アッパはオンマを睨んでいるようだった


オンマ「も…もちろんあなたが心配に決まってるじゃない…」

アッパ「ﾊﾊﾊだよなあ〜
俺しばらく仕事はできないかも〜ﾊﾊﾊ」


アッパは笑っているけどオンマは笑っていなかった


おかしくなったのはこの日からだったのかな…


次の日からオンマはアッパの分までいっぱい働いていた…


朝も、昼も、夜も…


オンマの顔を見る日が日に日に減っていった…


なのにアッパは家事も洗濯も家のことは全部僕におしつけて、ずっと家で寝てるだけだった


たまに新聞をもって外に出かけているけれど


A「あ…アッパ？起きて？
今日、何も無いから夜ご飯…作れないよ？」


寝ているアッパを起こすのはなんか怖かったけど、食べ物がないから仕方なかった


A「ね…ねえ！起きてよ」


僕がアッパの体をゆすると


アッパ「…っ！うるせえな！」

ﾄﾞﾝ

A「！？」

アッパに突き飛ばされたと思ったら

アッパ「なあ、俺が寝てるのわからないの？」


いきなりおなかを殴られた


この時が初めての暴力


A「い…いたい…アッパ…？」

アッパ「アッパアッパうるせえな、
お前にやる金なんてねぇんだよ
食べ物ないなら盗んでくれば？」


冷たくアッパ…いやこの人に言われた


A「アッパってうざいから呼ばないで
俺お前のアッパのつもりないし
しかも、俺年上。
なんで敬語じゃないの？」


こんなに怖いこの人は初めてみた…

僕は殴れた所をおさえながら



A「ご…ごめんなさい」


謝るしかなかった


オンマはこんな人って知ってたのかな
どうしてオンマは帰ってこないの？
この人じゃなくてオンマの顔が見たいのに


幼い僕は何もわからなくて、目の前のこの人を怒らせたらダメ、オンマがいないこの家では僕が頑張らないといけないという考えしかでてこなかった

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