からかい相手の爆豪さん (ページ32)

今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:7,381 hit

尾行 2歩ページ32

ユカリside

爆豪｢ぐあっ！？なんでだ!?｣

高木｢見えてなかったのー？自分から仕掛けてきといてー｣

───────……ムフフフフ♡

ミナ｢ねえ！なんで後つけてんの？家と逆方向だし｣

『しー！バレたらどうすんのよ！それより、どう？』

そう、我々は結果、青春という名の見果てぬ大海原を今まさに謳歌している2人の仲を偵察するという手段に至る

もうこれは拝むしかない、これで受験頑張れるわ…

『あの2人を見て…何か感じるものはない？』

この子達にも気づいてほしい、これが自分の生きる糧になり得るものなのだと！

ミナ｢あ！自転車あるんだから2人乗りすればいいのにって！｣

『そうだよねー！いいねー2人乗りで下校！あーでも歩いた方が一緒にいられる時間は長い訳だし…！』

妄想が…止まらん

そーだね、私なら歩くかも！

ミナ｢パンクしてんのかな？｣

はー

サナエ｢それだ！一口ちょーだい｣

ミナ｢一口だけだよー？｣

関係な

サナエ｢おい、勝負しろや｣

ミナ｢勝負？今日はやる気だねえ｣

はい？

サナエ｢うるせえ、この先を曲がったらスタートだ。先に神社についた方が勝ちだ｣

ミナ｢ふーん？いいけどー｣

違うでしょー

サナエ｢っは、こいつの自転車はパンクしてる。俺の方が早いのは明らかだ｣

思想を口に出す人があるか

『そんなこと言ってる訳ないだろ！大体勝負ってなによ勝負って！』

労力使うことないでしょ、お遊びなんかじゃないわ

『もっと色っぽい話をしてるに違いないのよ！』

サナエside

…芋アイス

高木side

『ねえ爆豪。神社まで競走もいいけどさ、その前に…』

爆豪｢………｣

─────つけられてる

身を隠せる場所と言ったらあそこしかない

電柱の陰か角を曲がるか

────迷いなくここは電柱だね

『…こっち！』

必死で強く爆豪の裾引っ張っちゃったかも

爆豪｢───っ、おい！離せや！｣

なんたってそこは…

ユカリ｢あれ？いない…｣

サナエside

芋アイス

ミナside

サナエ｢もう神社着いたのかな？｣

『早っ！』

走ったら疲れたアイスまた食べたいユカリちゃんめんどくさい

ミナ｢ねーもう帰ろうよー！｣

もう見えないし

なんでそんなに気にするんだろ？

ユカリ｢あ、うん｣

『帰りにもう1回アイス買おー』

サナエ｢一口ちょーだい｣

サナエちゃんさっきから言い方お化けみたいw

って、だからなんでユカリちゃん残念そうなの？

うーん、わっかんない！それよりアイスアイス～…