からかい相手の爆豪さん (ページ31)

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尾行 1歩ページ31

高木｢ねっ、またジュース賭けてゲームする？｣

『するか阿呆が！流石に週4の頻度はないわ』

歩くのすらだりぃのによ

高木｢そっか～…あっ！いいの見つけた！｣

またろくなもん…

高木｢よってこうよ！駄菓子屋さん｣

駄菓子ぃ？

ユカリside

あ～今日もかったるい

学校の授業もそーだったけど、今は何より…

ミナ｢ほらー！ユカリちゃんサナエちゃん！早く早く！｣

『なんでアイスの為にそこまで…』

ミナ｢だって焼き芋風アイスだよ!?夏限定だよ!?どこも売り切れだったけど…駄菓子屋にはまだあると思うんだよ、だからほら！急いで急いで！｣

いや、そこまで私食べたくないし

夏なのに焼き芋、焼き芋にアイス…どんなチョイス？ツッコミどころしかない

てか焼き味なしの単なる芋アイスでしょ

ミナ｢ユカリちゃん！なにしてんのー？せっかく近道してるのにー｣

歩いてんの疲れてんの

私たちの気持ちはいつだって遠回りよ…

癒しが欲しいわ～

──あれ？同学年の誰かが…って

『駄菓子屋に…高木さんと爆豪くんが』

ミナ｢あ、本当だー｣

やっぱ以外な組み合わせなのよねえ、でもこれはこれで…

あの二人ってもしかして…

夏なのにお熱いことで♡そうよ私は傍観者よ

『ミナ…2人の邪魔しちゃ悪いか────』

ミナ｢おーい！高木ちゃーーん！｣

空気読め!!バカー！

爆豪side

高木｢いいね、この感じ。子供の頃以来来てないから懐かしいなー｣

『古風すぎるわ』

ババアの香りムンムンすんな

高木｢期間限定アイスあるね｣

『商売繁盛の為のな…お』

ガキの頃食ったことあるのが結構置いてんな

『…おい、俺がガキん時食った菓子がどこに陳列されてっか当てろ』

高木｢急に？うーんじゃあ…あ｣

『…あん？』

ミナ｢おーい！高木ちゃーーん！｣

ユカリside

ミナ｢あったー！焼き芋風アイス！｣

『よ、よかったね…』

KY

袋の開け方乱雑だし。ほら、爆豪くんが見てる

高木｢あれ美味しそうだね、爆豪｣

爆豪｢普通だろ、つか芋にアイスかよ｣

高木｢いや矛盾してるよw｣

いい雰囲気…

高木｢ほら、ほっぺについてる｣

爆豪｢やめろ自分でとるわ！｣

じーっ……

サナエ｢…何見てんの？｣

『えっ！？いや別に？』

なんでサナエが出てくるのよ！

高木｢じゃ、またね！｣

｢『またね～！』｣

──────………

『いいなあ…』

ミナ｢なにがー？｣

『なにがって…そりゃあ、男女の仲…っていうかさ』

ミナ｢へー｣

全く関心ないわこの子