からかい相手の爆豪さん (ページ18)

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空き缶ページ18

…………っち、自爆かよ俺

恥ねえしどうなってんだこの人間

────……恥？

高木「はい、ありがと。おいしいねー」

────────────

『 …………おぉ』

────────

高木「飲まないの？」

『 …いや飲まねえよ、飽きたしよ…』

高木「関節キスだね」

『 ………………(ぐしゃっ)』

なんか今変な表現使いやがったか？思わず缶潰しちまった…

中身が缶口から吹き出て地面にぶちまけられた

高木「ああ〜、なにしてんのーもったいない」

いんだよこんなん、不味いしよ

『クソがっ！』

高木「なにに対して《クソがっ！》なの？」

『そりゃどういう意味だ…？』

高木「それは……(カランっ)わーお。へー、よく入ったね爆豪」

別に適当に投げた缶がゴミ箱インしただけだろが

『…あ？タダのホールインワンだろが何に驚くことあんだよ』

狙ってねえし、こんなん無意識の才能だろ

フツーに2本目も入れる

高木「よーし、私もやってみよ」

なんでだよ帰れよ

俺はほっといて帰路を歩く

高木「えいっ！」

ヘッタクソか、外れてんのかよ

無意識に足を止める…いや歩けよ俺

『っは、どこ狙ってんだよ？全然届いてねえぞ』

高木「ふーん？じゃ、勝負する？」

『だからよ、なんでいつもてめえは勝負に持ち込… 』

高木「じゃあ爆豪の負け」

『ああっ？んで拒否反応起こすとすぐ負けの座を渡すんだよ！』

高木「放棄するってことだもん、そりゃ負けにするよー」

どこまでもクズだな

『やってやらぁ！負けっかよ！ぶっ潰してやる』

高木「潰し合うほどの戦いではないけどさ」

発言にまでケチつけんのかよ

高木「じゃ、1回ずつ入れて先に入れた方が勝ちね」

見たところこいつ、実はこういうの苦手な方か

いや待て、もし苦手だったらこんな勝負仕掛けてくるかよ

勝ち目のねえ勝負に挑む気かよ、冷静さ失ってんのか？

高木「勝敗の有無で互いに求める利益は…爆豪がもし負けたら？」

『負けることなんて考えねえよ一切な』

高木「プライド高いねー」

もしでも有り得ねえけど……

『──ならてめえの言うことなんでも聞いてやるよ』

高木「爆豪らしからぬ発言！驚きだよー…でも、聞いたからね確かに。あとでなしって言うのは無しね」

あ？なんか俺らしくねえこと言った気ぃすんな…ってんなこといんだよ、上等だわ！

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あ、基本的3人組はユカリsideです