からかい相手の爆豪さん (ページ2)

今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:7,386 hit

消しゴム 1話 ONE ページ2

先生「まずここはXとYを代入し、因数分解へと移行する…」

っち、くそつまんねえ

先生「ここ、わかるやついるか？」

くだらねえ

高木「…ねえ、今くだらないとか思ってる？」

『あ？いきなり話しかけんなうぜえ』

高木「そっか、うざかったかー」

……無意味な会話再開しようとすんな

俺は窓の方を見る…ダリぃな

はさみで切った課題プリントの紙ゴミをばね状に折りながらまた、ダリぃと思う

高木「うーん…んー？」

…………

高木「んー？おかしいなぁ」

………………

高木「爆豪、無視しないでよ」

無視する気力もねえ

高木「どうしたの？って声かけてくれると思ったのに」

ずっと隣の席でいて俺がんな気ぃ遣う奴かと思ってたのかよ

高木「筆箱が開かなくって落とした時歪んじゃったのかな？」

『知るか！んなもん思いっきり開け殺せ』

高木「開け殺すってどういうことか分からないよ、爆豪開けてくれない？」

『あ゛ぁ？クソが、貸してみろ！』

おらっっパカッ…ってあん？

ビョイーーン

『…………………お』

ふざけた面した犬みてえな猫みてえな豚みてえなとにかくクソが顔出しやがった

『舐めてんのかゴラ！犬みてえな豚みてえな猫みてえなもん仕込みやがってよ！』

デュクシｯ

『っって！』

チョークが見事俺の頭部にクリティカルしやがった

先生「なんだ、うるせえぞ爆豪！」

『クソがぁ！』

先生「誰がクソだって？お前の頭に詰まってるんだろうクソは」

っんぐ

高木「豚の要素何処にもないよ…っ」

────笑ってやがる死ねや

高木「爆豪ってホント、いい反応するよね」

『 …うるせえ！』

先生「お前がうるせえ！」

あーー、腹立つ

高木「ね、もしかして爆豪も同じ事しようとした？」

あ？

高木「さっき、紙ゴミばねみたいにしてたし」

『やらねえよ…！』

つかこいつが俺に助けを求めるっつーとこでおかしいだろが、気づけよ俺！

『…お前』

高木「私、お前って名前だったっけ」

っち

『デコ出し野郎』

高木「男として酷いよ？」

知るかよなんだよ

つかこのクラスのやつの名前全員知らねえ…

てめえら誰だよ

高木「そんな、周りの人が誰かも分からない環境で勉学に勤しめるのは凄いと思うなあ、私…でもそこが爆豪らしいよね」

舐めんな一番てめえが誰だ

高木「顔が怖いよ？」

虐め倒してやる

高木「ねえ」

…………

────────

文字数の危機なので次へどうぞ