-ぶっ飛び地獄 ページ3
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鬼灯という鬼に地獄とは、閻魔庁とは何かを軽く教えて貰った
が、あまりにもぶっ飛びすぎて阿呆みたいに口を開けて話を聞くことしか出来なかった
「獄卒とは生前悪事を働いた亡者に刑罰を与えるお仕事をします。かなり惨いことをしますのでまずは耐性をつけてほしいですね。まあ、細かいことはこれから来る女鬼神に教えて貰ってください」
「女鬼神…?」
「これから君のことを立派な獄卒としての教育をしてくれる子だよ。鬼灯君ととても似ていてるんだ」
閻魔大王は優しく俺の頭を撫でる
想像していたよりも丸い地獄の大王に俺は困惑することしか出来なかった
そんな時だった
「ごふぇあ!?!」
閻魔大王の頭に鈍器のようなものが飛んできたのは
あんな巨体の閻魔大王が椅子からぶっ飛び壁に突き刺さる様に俺はええええええと驚く
「ああ、Aさん。来ましたか。ナイスヒットです」
『でしょう?次はホームランでも打ちたいところですよ』
なんなんだ、この人達は心がないのか!?
というか閻魔大王ってこの人たちの上司に当たる人なのにこんな扱いあっていいのか!?
金棒のコントロールや閻魔大王のぶっ飛び具合を冷静に分析している様に俺はまたもや口をあんぐりと開き驚いていた
「酷いよ、Aちゃん!!!突然金棒を頭にぶち当てるなんて!!死んじゃうでしょ!」
『死もクソもないでしょうが。それより多忙な私に何か用ですか』
閻魔大王の扱いが圧倒的に酷すぎる
この人が女鬼神…と錆兎はごくりと生唾を飲み込む
「獄卒の素質を持った亡者を発見しまして…Aさんに久々に教育してもらいたいと思い呼びました。生前鬼を滅す鬼殺隊に入隊しようと志していた少年の錆兎さんです」
そういって俺は鬼灯さんにずい、と前に出される
Aと呼ばれた鬼神は緑髪でそれはそれは顔の整った鬼神であった
男か女か見分けがつかないほどに中性的な顔つきをしていた
そんな鬼神は俺の顔を見定めるように見つめる
あまりの顔の近さに思わず顔を赤くした
『うむ。錆兎さん、貴方は獄卒になる覚悟はおありですか?』
「俺は…生前人を守る鬼殺隊になりたかった。けど志半ばでそれは叶わなかった。俺は獄卒として…此処で人の為に働きたいです」
『良いでしょう。私の名はA。錆兎さん、貴方を手に塩かけて立派な獄卒にすると誓いましょう』
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Laf;(プロフ) - 何というかもう…この作品に出会えてよかったです😭神作をありがとうございます… (2月18日 23時) (レス) id: 46457ca4f3 (このIDを非表示/違反報告)
れい - え、好き。ありがとう…(遺言) (2023年5月6日 8時) (レス) id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、鬼灯が錆兎に密かに嫉妬してたりとかだと面白いかも…♪ (2023年4月22日 17時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、いつか転生が決まるのかな…その時錆兎はどうするのか…夢主とともに転生してキメツ学園につながるパターンとか?離れなさそうだし(笑) (2023年3月21日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 面白かったです♪続き待ってます!柱たちとの絡み見たいな…。 (2023年3月20日 9時) (レス) @page27 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うる。 | 作成日時:2019年9月11日 14時