検索窓
今日:2 hit、昨日:23 hit、合計:134,911 hit

-桃源郷 ページ10

____________




「…おお…流石はあの世絶景100選なだけあって絢爛豪華だな」



『でしょう?地獄にいすぎて偶に此処に訪れると目がチカチカして仕方がないです』



そう言って目を擦るA様は何だか幼く見える
この人は閻魔大王の第二補佐官


その為毎日毎日忙しく寝る間も惜しんで仕事をしている


機嫌が悪くなると亡者に大して恐ろしいほどにやりすぎな拷問をしている時があり思わず俺は青ざめた



閻魔大王曰く怒らせちゃいけないNo.2らしい


そしてNO.1紛うことなき鬼灯様である
あの人は断トツだ。言うことやることが人並み…いや鬼並以上だ


俺に何かをしてくるとかは全くないが流石は閻魔大王第一補佐官




俺の本能が絶対に怒らせるなと言っている





『さて、お目当ての場所に着きました。実は此処に用があったのです……』



A様が俺に説明してくれている時突然お目当ての場所である建物の扉から何かがぶち破って此方に飛んできた


其れをA様は金棒でその建物に打ち返す




「な、なんて瞬発力だ…そして不憫極まりない」



『いいんですよ。毎度のことですから』



「毎度…って…」




地獄に来てからぶっ飛んだことが起こりすぎて何だか耐性がついてきた気がする


それはいいのか悪いのか…





すると建物から女の人が出てきて、怒りながらどこかへ行ってしまった

其れを横目にA様はため息をつき、金棒を思い切り建物にぶち込む



「どういう状況だろうか」



『熱いお灸をすえただけですよ。白澤、貴方に用があるのです。早く出てこい』


敬語が外れるA様は稀だ
怒っているのか…はたまた…その真意は謎である




するとA様の問いかけに酷いなぁと言いながら血だらけの男が出てきた

A様の金棒を受けても気を失わず這い上がるところは流石という他ない




「あれえ?君は誰?」



「…俺は最近獄卒になった錆兎ですが…」



「へえ!君が最近あの鬼畜に見出された獄卒かぁ!あの野郎が選んだからさぞヤバいやつかと思ってたけど案外優しそうだね?ね、A」



すると、A様はむっとしながら俺の前に出てくる



『私の愛弟子ですからあんまりその気持ちの悪い目線を送らないでください。錆兎が汚れます』



「凄い言うじゃん!?」




話を聞く限り、親しい?のか?




「えっと、二人はどういった関係で?」



「深ぁ〜い仲だよね?って痛い!!金棒押しつけんな!」

-敬語→←-刀ではなく金棒を



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (303 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
673人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼灯の冷徹 , 錆兎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Laf;(プロフ) - 何というかもう…この作品に出会えてよかったです😭神作をありがとうございます… (2月18日 23時) (レス) id: 46457ca4f3 (このIDを非表示/違反報告)
れい - え、好き。ありがとう…(遺言) (2023年5月6日 8時) (レス) id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、鬼灯が錆兎に密かに嫉妬してたりとかだと面白いかも…♪ (2023年4月22日 17時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、いつか転生が決まるのかな…その時錆兎はどうするのか…夢主とともに転生してキメツ学園につながるパターンとか?離れなさそうだし(笑) (2023年3月21日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 面白かったです♪続き待ってます!柱たちとの絡み見たいな…。 (2023年3月20日 9時) (レス) @page27 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うる。 | 作成日時:2019年9月11日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。