羅威刃 ページ14
城ケ崎
「もじもじしいては伝わるものも伝わらん。続きを話したらどうだ」
A「あ…えっとね」
彼の過去を知っている為この手の話をするのに躊躇していると
彼女の目と性格を見て察した彼はこう呟きます。
城ケ崎「前も言ったがAが気にする必要はない。だから遠慮することないぞ」
それを言うとAさんは徐々に口数を増やしていきます。
自分のところは自分のところ。
だから彼女の気持ちまで制限したりなんてしないのです。
小湊
「確かに、母の愛って偉大だよね」
話に納得しつつどこか懐かしむ感じで母との思い出を巡らせる小湊さん。
A「お母様のこと大好きだったんだね」
そんな彼を愛おしそうに眺めていると
小湊「うん、母さんも好きだけどAちゃんも同じくらい好きだよ」
予想外の言葉にAさんは恥ずかしそうに顔を隠してしまいます。
小湊「なんで隠すのさ」
A「だって…急にそんなこと言うから！？」
小湊「えー。大事なことだから伝えただけなんだけど」
果たして彼が先程の言葉は不意に放ったものなんでしょうか？それとも…。
高城
「自分の腹を痛めての出産…よくよく考えたらすげぇな」
Aさんの話を聞きながら腕を組みながら首を縦にふる高城さん。
それから彼女の話を知ったかぶりすることなく聞いたり話したりするとめちゃめちゃ感心されます。
高城「よくAが話してるだろ。それを覚えてるだけだよ」
と彼女の前では言っていましたが
数日前
秋元「高城さん珍しいすっね。普段そういうの見ないじゃないですか？」
高城「そうか？Aのしてる施術がどんな感じなのか気になってな」
秋元「あぁ、そういえば奥さん有名な産婦人科の先生でしたもんね」
こんなやり取りをしていたのだとか。
秋元
「神秘的ね…考えたことなかったな」
言葉とは裏腹に天井の方を向きながら彼女の話を納得する秋元さん。
そんな彼の悲しげな雰囲気を察したAさんは必死に前向きの言葉を告げる。
それを聞き少し目を見開くと同時に
秋元「確かに…俺らしくなかったね。心配してくれてありがとう」
これまでにないほどの優しい表情をAさんに向ける秋元さん。
自身の正体を分かっていながらもこんなに優しくしてくれるのは他でもない彼女だけなんだとか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バイ(プロフ) - 怜希さん» そう言っていただけて嬉しいです！ (1月8日 22時) (
レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - 怜希さん» みなさんお気をつけて！ (1月8日 22時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
怜希(プロフ) - バイさん» 野菜ジュースのリクエストホント大笑いです。普段厳しい人でも焦るのはミモノです。天羽御三家と流川君がとても笑えました。みんなも野菜ジュース、トマト缶の扱い気をつけましょう (1月8日 21時) (レス) id: 67486bf44a (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - バイさん» ですね。それで平気で人を見下して…恥ずかしくないんでしょうかねそういう人たちって… (12月20日 20時) (レス) id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
バイ(プロフ) - シャリファさん» いますね…。私もこういう人いそうだなと思いながら書いていました (12月20日 20時) (レス) id: 1753987474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：バイ | 作成日時：2023年11月24日 12時
