星空のメッセージ 〜退屈な時間の使い方説明書〜

HIMATUBUSI　４☆４ ページ17

放課後。



２番、２番、２番〜♪

私はクラスで２番目の女〜♪

……ってあれ？

１番が男だったら、私がクラスで１番の女じゃんっ!?

いや〜、それは困りますな〜。

菜月、照れちゃいます//



？「……ぉい、おいっ!!」

菜「わぁ!!びっくりしたー、何よっ悠星!!」

気づいたら、目の前に背の高い男。

足の長さが憎たらしい。

でも、良いの♪

私はクラスで２番、１番の女なんだから!!



悠「何ニヤニヤしてるんだよ。」

そんな冷たい目で見ないでおくれ、

いくら私の頭の良さが憎いからって。

菜「むふふっ♪見て驚きなさいっ、菜月さまのこのテストを!!」

悠「……(ハァー……)８６点かよ。」

菜「その反応・・・、
　 悠星知らないんでしょう？
　 このあたしがクラスの２番だって。」

悠「ふ〜ん、俺の後は８６点なんだな。」

菜「あ〜、そうそう。……って、えぇ!!」

『俺の後は８６点』っ!?

菜「まさか、まさか、１番って……。」

悠「俺だけど？」

菜「ぎゃあーっ!!」

菜月、あんた何をやっているのよ!!

こんな男に負けたのよ？(いっつも負けてるけど。)

このご時世、こんなんじゃ生きていけないわよ!!

……じゃなくて。

菜「……何点よ。」

悠「っはぁ？」

菜「だから、何点かって聞いてるのよっ!!」

悠「あー、９７。」

菜「９７ねぇ……って何で１０点以上も差がついてるのよー!!」

悠「あったりめーだろ？」

菜「何よ、その顔!!」

悠「ドヤ顔。」

菜「真面目に答えないでよ!!」

悠「わりぃ、わりぃ。
　 ま、頑張れよ２番さん。俺も、頑張らないとなー。」

菜「ムキャーッ、口笛なんか吹いてつくづくむかつく男ねー。」




口笛を吹けないことを悔やむ菜月であった。

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