赤ちゃん唇 ページ3
「ねぇ、ミツ。少しくらいよくない？」
これからのアイドル人生には、必要なことだ、とかなんとかいって、
俺からどうしても聞きたい、健子。
俺は何もしてないんだけどなぁ〜
犯人であるアイツは、
澄ました顔して、雑誌読んでっけど、
片方の口角が上がっているアイツ。
ぜって〜聞いてるじゃん。
『皆さん、今日はお疲れ様でした！』
「ひろ、かえろ？」
スタッフさんが出ていった後すぐに声をかけてくる、犯人。
なんとなくムカついて、無視してたら、
“ガヤさん、あついねぇ〜” とか
“ガヤちゃん、今日も最高！” とか
いってる奴らを通り抜けて、
「ひろ、大丈夫？」
って、キング出してきて、
「ん。」
って、軽く返事すれば、
「ふふ。帰ろっか。」
って、優しさ全開で
俺をキュンとさせちゃうから、
怒っても意味ないじゃん。
俺、学習能力なさすぎ。
「ふじかや、今日はからあげがいい。」
「また、お肉？」
「いいじゃん。」
惚れた弱みってやつかな。んふふ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ひろ、最後にこれだけ！」
「お前、それ何回目だよ！しかも、二個もってんじゃん！」
「お願い！ひろ！」
化粧水とリップ持って、家中追いかけ回すのはやめてほしいかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：飛鳥 | 作成日時：2019年5月25日 1時
