88日目 ページ10
「《ファミリーになる気はあるか？》」
リボーンは爆豪へこう尋ねた
──────────
──────
────
久しぶりにツナとリボーンと会話をしていると、爆豪が来る時間になっていたらしい
「《そこで隠れてねぇで出てきたらどうだ》」
リボーンの一言で爆豪が入って来た時はマジでビックリしたし、焦った。
連絡のタイミングも急だったし、いや、それはいつもの事だけど、爆豪が来るタイミングを見計らって連絡してきたのも考えられる
だって、リボーンだもん。
それは置いといて、
ファミリーに勧誘され固まった爆豪を顧みる
「断る。」
固まっていたのはほんとに一瞬で返答はすぐに返ってきた。
『(随分冷静だな)』
声を荒げて断るものだと思っていたのだが違ったらしい
リボーンに抗議しようとしていたツナも元の位置に戻って
「俺の憧れはヒーローで。そんでいつかオールマイトを抜くのが俺の夢だ！！！」
リボーンも断られるのは分かっていたようで、いつもの様に帽子のつばを少し下げニヒルに笑った
身を引いた事に驚いたツナが声を上げてリボーンが蹴るという懐かしい光景を見ていたら、画面が大きく音をたてて黒くなった
その後は、砂嵐が流れるだけ
『切れちゃった…』
唖然とする爆豪と苦笑いの武
『あー、とりあえずこの部屋から出ようか』
なんとも言えない空気を破り、部屋の外を指す
それから自然と声を発することも無くそれぞれが席についた
温かいお茶を入れ、爆豪の前に腰を落ち着かせる
武は私の横
爆豪は、何か考えているのか俯いていてその表情を見ることは叶わない
カラカラになった口を潤わせる
「お前らはマフィアなのか」
絞り出す様に出された言葉
それは一線を引いていた分厚い壁にひとつの切れ目を走らせるのには十分だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
我月(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます！お陰様で100日目まで来れました！ (2020年5月3日 14時) (
レス) id: b7fea7616d (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 100日目おめでとうございます！ (2020年4月19日 11時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
我月(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます！！試行錯誤しながらこれからも頑張っていきたいと思います！ (2019年12月1日 15時) (レス) id: b7fea7616d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年11月25日 23時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
我月(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！お陰様で続いております。これからも頑張ります！宜しければ、今後もお付き合いのほうよろしくお願いします！ (2019年11月17日 10時) (レス) id: b7fea7616d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：我月 | 作成日時：2019年11月3日 13時
