検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:29,453 hit

▽____ ページ8

節々痛む体を無理矢理動かし保健室で軽い治療を受ける。



大会を控えているというのにこのザマだ。

… まぁそれ2ヶ月後なんですけど。



右足首にサポーター、右手首には湿布。



保健室の先生は用事があるからと室外に行き、虚無感に溢れた気持ちでベッドに座る。



周りのメンバーや相手校に ヒーローみたいでかっこよかった だとか お前が動いてくれたおかげで助かった だとか言ってたけど、今の俺は恥ずかしさで死にそうだ。



コンコンとノックの音が聞こえる。用事ってそんなすぐに片付けられるもんなのか、なんて思いながら どうぞ と応答する。


今思えばただの学生が応えるもんじゃねえな。



ドアが開くと、そこにいたのはマネージャーの田部井さんだった。



八野「 へ? 」


田部井「 さ、さっきは助けてくださり有難うございました! 」



思いがけないことに驚きを隠せない俺だが、別に と一言で返すのは冷たすぎたなと今更反省。



隣いいですか、と聞くもんだからつい いいよ なんて返してしまった。女性慣れしてないのに。



ポスンと俺の横に座るマネージャーに、緊張で鼓動が早まる。

▽____→←The past



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぺんぎん - 終わり方めちゃ好き…すごく面白かったです! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 223a7324a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年2月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。