【npl】鉢合わせ【8】 (ページ49)

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私「今日 … 家来ます？」

八野「えっ、いいの？」

暗いトンネルを潜り抜けてる時、ふと私は一つの提案を出した。

部屋は片付けたし、明日は長期休みに入る。彼も … 休みだと信じて。

八野「じゃあ、お邪魔させてもらおうかな」

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彼は一度風呂に入るために家に帰り、その間夕飯の支度をする。… 夫婦みたいで少し照れてしまう。

と言っても私は料理には自信があるので、彼のリクエストにお答えして作る。

作り終えたと同時にインターホンが鳴る。

八野「 … ん。えと、ただいま？」

私「ふふ、お帰りなさい」

料理の品をテーブルに並べ、いただきますと手を合わせる。

八野「お世辞抜きで、こんなに美味しい料理食べたの初めてだ … 」

私「嬉しいなあ」

礼儀良く食べているのにスピードは速く、すぐさま完食した。

その後、彼は皿洗いをしてくれて、その間でお風呂に入り、歯磨きも済ませた。

戻ると彼は誰かと通話をしているよう。

ツンツンと肩を指でつつくと、私の方に向き、

八野「あの三人と話してて、」

黄桜『田部井ちゃん居るんか～っっ！！？』

青柳『俺にも会わせろやあ』

ガヤガヤと賑やかだった。彼はぶち切りをし、スマホを机上に置く。

私「？良かったの？」

八野「 Aとの時間の方を優先したい」

私「ま、また恥ずかしいことを … 」

彼は悪戯っぽく笑うと、“寝ようか”と私の手を握った。