貴方の側に居れるなら、私は家畜でもかまわない… (ページ19)

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家畜日記１６ページ19

…私に話しかけた？

まあ、そのまま無視して行こう

すると

「あら、無視されちゃったねグレン。まあ、つまらなそうな子だし、ほっときましょう」

『んだと、メスゴリラ！！』

女の声が聞こえて、振り返る

そこにはさっき無視した男…の少し上に

浮いている女…

パチッ

め、目があった…

え、何あれ悪霊幽霊なんなの？？？！！！

あの男取り憑かれてるわけ？？！！

話返さなくて良かった…

「お、お前…コイツが、見えているのか…？」

『み、見えてないし！見てない！！そんないかにも性格悪そうな女なんて！！！』

「見えてるじゃねぇかよ」

女をもう一度見返して

心の底で思った

私に方が胸もあって、可愛い…と

「ちょっと貴女、今私のこと見下したでしょ？」

『えー分かっちゃった？私よりも貧乳でブスな子が居るんだぁ～って、思っただけ～』

此処はあえて、自分がブスであると相手に言うことで

自分は更にブスなのだと思わせることができるのである

「面白いガキね」

『面白いババァだね』

その後、火花が散ったのは言うまでもない…

「おい、お前ら喧嘩するな」

『喧嘩？喧嘩ってあの人間がしてる醜い争いのこと？こんなババァとするわけないじゃん』

「さっきからババァババァって！！！貴女年は幾つよ！！」

『若干16歳ですが何か？ババァ』

「なら、私と同じじゃない。貴女も、ババァね」

『何を勘違いしてるババァ。その霊体？になった時の話をしてるんじゃねぇよ！霊体になる前の年齢＋霊体になった後の年数足した年だばーか！！』

「なっ！！！」

『その制服を見ると、少なくとも8年以上は昔ってことだろ？つーことはぁ、余裕に２０は超えてるってことだよねぇ？“おばさん”』

「なんなのこの子！！」

『あ、負けた～。目をそらしたら負けだよ』

またもや、口喧嘩をしていると

「めんどくせぇな！！お前誰だよ」

『は？私の名前聞いてるわけ？だったら、自分の名前を先に言うのが礼儀でしょう？日本人は、そんな基本的な礼儀も守れないわけ？』

「あ？……一瀬グレンだ。所属は日本帝鬼軍だ」

『へー』

「へーじゃねぇよ。名乗ったんだから、言えよ」

『名乗れとは言ったけど、私が名乗るとは言ってないじゃない。馬鹿なの？』

「このクソガキ」