ドSな君に恋された。2

震え ページ30

A「い、嫌..！」



宮「俺が気持ちよくできなかった女なんていないから大丈夫」


A「嫌です！離してください！」


強い力に対抗してもビクともしない宮野さんの体

怖い



A「ほんとに嫌！」


宮「とか言って、本当は俺に抱いてほしいんでしょ？」


助けて！助けて！

いや、こんなときこそ冷静にならなくちゃ



A「離してください。明日も仕事があるので」


宮「釣れないね」


A「警察呼びますよ」



そう言った瞬間口角が上がる宮野さん




宮「俺さ、暴力団と仲良いんだよね」


A「え？」


宮「俺の断ったら、そいつらにAのこと売っちゃうけどいい？」


売る？
きっと売られるのは私ではなく、私の体だ



A「....嫌です」


宮「よかった。じゃあ、大人しくいこっかー」


陽気に歩いてる後ろ、震えが止まらなくて。
足も思うように動かず、ただ引きずられてるような感じになる。

着いたのはやはり高級そうな場所。
宮野さんは常連らしく、「いつものとこ」とフロントに伝えて鍵をもらっている。


宮「俺、先シャワー浴びてくるから」


部屋に着いた瞬間私をベッドに放り投げる


宮「もし逃げたら、わかってるよね？」


その圧力に負け、
シャワーへ行く宮野さんの後ろ姿を見ているだけ。


A「来なきゃよかった....」


無意識に携帯の西島さんのLINEを開いてメッセージを送る。

このあと何が起こるかなんてわかってる。
でも、宮野さんに逆らったらもっと凄いことになってしまう。
最後の頼みとして西島さんにLINEしてみたけど、今頃朝比奈さんとよろしくやってるんだろうな。

真ちゃんにLINEすればいいのに、西島さんにLINEした自分が不思議でたまらない

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