ドS６人が鬱陶しい件について2

#story 2-9 ページ9

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ドンッ.. .ドサッ



さ)っ……っは…..っはぁ…はぁ…



『…』



なにが…起きた？



見えるのは 電信柱に突っ込んでる さっき私の真横まで来た黒い車



聞こえるのは さとみの荒い息遣い



感じるのは 背中に人肌の温もりと体を締め付ける誰かの腕の感覚




私…車に轢かれそうに…なった…？




ゾッ『〜〜〜っ!!!』



さ)っ…Aっ！おい！しっかりしろっ！！



『うっ…ぁ…わ、っ…私…私っ…っ』ガクガクッ




何も考えられない

どうしてこうなったのか

こうなる前に何してたのか

考えたいのに考えられない







なジこる莉)Aっ！［さとみ・さとみくん］っ！



遠くでアイツらの声が聞こえる 気がする



さ)はぁ…お前ら…



あいつら…？



ジ)さとみ…ナイスファイト…お疲れ



あれ……？



あいつらって…誰だっけ…




パァンッ『っ…？』




その時 私の頭に音が響き 私の頬に痛みが走った



ハッ『…ななもり…？』



アイツらだ



『え…お前ら…泣いて、る、のか？なんで…』



な)なんでってなに！？



ビクッ『っ…』



な)いきなり赤信号突っ込んでってさっ！ポロポロッ



ジ)な、なーくん、落ち着いて…



こ)…っ…うっ…ひっ…っ…



『ころん…』



こ)Aっ…ごめっ…僕がもっとっ…早くっ…



『いや…私が悪いんだ…ごめん…』



こ)うっ…A〜… ギュッ



ぽん…ぽん…『ほら…泣くなよ…男だろ？』



ギュッ『う"ぇっ…』



さ)お前は女だろ ギュッ



『っ…』



さとみ…震えてる…



『ごめんな…私が…もっと考えて行動してたら…』



さ)っ…ん…グスッ



莉)ぅ…A〜…ぐすんっ…



『ほら、莉犬も来いよ、今日だけだぞ？』



ポンッ『わっ』



る)Aは…もっと甘えても良いんですよ？



『え…？』



ジ)そうやで？Aも…怖かったんやから、な？



『っ…』ポロッ



な)A…叩いてごめんね？…帰ろ…？



『…ん…』





あー…今日はマジで命日かと思った…




あ、うさぎに会ってない




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