遠距離恋愛 (ページ11)

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2 人の帰り道ページ11

そして lO分くらい経ち
戻って来た勇太くん
「お待たせ、待たせてこめんな」
と笑顔を見せた。

外に出るとオﾚンジ色の雲が
広がっていて夜になろうとしていた

「じゃあ僕家あっちだから此処でお別れ !! Aちゃん今日はありがとうね、楽しかったよ
あと勇太に AちゃんのLINE聞いて追加するね」とアｲﾄﾞルｽﾏイルを見せた岩橋くん

アｲｽのこともあり勇太くんは
たまに無言になる、

「帰っか送ってくよ」

『ありがとうございます』
と笑顔を向けてお礼を言う

そして案内しつつ家に着くと
案の定家が真っ暗

「あれ？
誰も居ねえの？」
『 … うん、けど毎日の様に
居ないんだ』
と出来るだけの笑顔を勇太くんに向けた

「寂しいくせに」
『寂しくない .. 』
少し涙混じりの声になった
「 A … 」
ずるい、いつもこうだ
かっこよくて優しくて急な事が多くて
「寂しいくせに我慢すんなよ、
」と言い彼が鞄の中から小さな袋を取り出して私にくれた

「これ、お守り … っつうか俺と
お揃いなのだから嫌だったら捨ててもいいし離れててもこれがあれば俺の代わりになるかなって思って」
『え .. っ、勇太く、んっ… 』
彼の優しすぎる心に自分の心がやられた、嬉し涙。
勇太くんに出逢って増えたな
「泣くな、寂しい時連絡してよ
俺いつも待ってるから」
と微笑み
あの日の様に私の頭を撫でた