今更遅いよ、炭治郎【鬼滅の刃】

元・弟と妹と合同任務.参 ページ20

その鬼はもう一体の沼の鬼の首を蹴飛ばしていた

『！』

俺は驚愕した



鬼は…元・妹の竈門禰豆子だったからだ

『はぁ？！あいつッ…んで鬼に…！』

取り敢えずその事は後だ

今は正体を現した二体の沼の鬼の相手だ

『風の呼吸 弐の型「水の呼吸！壱の型！水面切り！！」…』

腹立ってきた

まぁ、気づいたら終わってたし…

早速…

ザシュッ

炭治郎「！」

禰豆子「！…んんんー！！！」

炭治郎「禰豆子！！」

カチャッ

『鬼殺隊員であろう者が何故鬼を連れている…！！』

許せなかった



炭治郎side

炭にそっくりの鬼殺隊員が禰豆子を刺した

酷い…！

炭治郎「なんっ『なんて酷いことするんですかぁ？

俺と話すな

とは言え見逃さない

鬼を滅してこその鬼殺隊』

実弥「！A…！」

『兄ちゃん！』

実弥「よしよし…

ところで…んだよォ？」

『鬼殺隊員なのに鬼を連れている』

実弥「はぁ？！…其奴はお館様に要相談だ」

『…おい、竈門ォ…』

炭治郎「は、はい！」

『1つだけ…俺はお前が嫌いだ』

炭治郎「？」

『実兄、おんぶ』

実弥「普段『実兄』なんて呼ばねェだろォ」

『いいから』

実弥「ったく…ほらよ」

『ありがと』

実弥「…彼奴は、お前の何なんだ？」

『あー…あれはね、俺の元・弟』

実弥「へェ…」

兄ちゃんはその後は黙っててくれた

俺が炭治郎達を嫌った理由を知ってるから

空気を読んで黙ってくれる兄ちゃん好きだよ

そういう意味も兼ねて俺は兄ちゃんの首に回している腕に少しだけ力を込めた

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