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寝転がったままのわたしに顔を寄せて控えめに口付けた彼が至近距離で目を細める。色気がすごい。
｢……もっと｣
おねだりがてら起き上がって首元に抱きつくと、一度ぎゅっとしてから応えてくれた。修也くんに触れられるとすぐ我慢が効かなくなる癖は我ながらかなり厄介ではあるものの、幸せで仕方ないので直すつもりはない。幼気だったわたしに何もかもを教え込んだのは修也くんなので、責任を取ってもらおう。
何年時が経とうと変わらない。心も愛も生き方も、大切な初恋さえもすべて彼に握られているのだ。
｢いい匂いがする｣
｢薔薇？｣
｢おまえの身体｣
｢へんたい｣
｢明け透けに言われると傷つくんだが｣
｢わたしも修也くんのにおい好きだから一緒だよ｣
｢変態仲間か｣
｢気が合うね〜｣
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ラブリーエンジェルな修也くん。→←夫に人生を握られている話。
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作者名：おひめ | 作成日時：2023年1月31日 1時
