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修也くんはいつも堂々としていて強くて真っ直ぐでかっこいい。自分が誰かに頼ることを良しとしない、それなのに誰からも頼られ愛されている人。そんな彼が心置き無く頼れるのは、わたしだけ。何の含みもなく気を抜ける居場所は、この家だけ。さしずめ此処は彼のための楽園で、わたしは番人といったところか。
目映い太陽のように周囲を照らす彼は、日が落ちると必ずそばに帰ってきてくれる。だから、わたしは彼の心を縛る幸福の具現化で在り続けたいのだ。
｢あいしてるよ、修也くん｣
｢知ってる｣
｢……まだ寝てなかったの！？｣
｢っふ｣
｢早く寝ないと｣
｢A｣
｢なあに？｣
｢愛してる｣
この世にきれいなものは山ほどあるけれど。修也くんの言葉ほど、わたしを高揚させるものはない。
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作者名：おひめ | 作成日時：2023年1月31日 1時
