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光「そっか…、じゃあ有岡くんにはもう会えないのか。」
慧「そうだね。」
俺がつい先日の全てを打ち明けると、このグループには似合わないしんみりした空気が流れていた。
宏太「…1日だけだったけど一緒に遊べてよかったよ。」
雄也「でもこのブレスレットがあれば、思い出せるから。」
カラカラと音を鳴らして�睫擇�見せつける。
夢みたいな時間だったな。
・
慧「じゃあまた明日。」
宏太「おう、じゃあな〜」
光「ばいばい」
雄也「またね〜」
普段通り。バイトと大学と家の往復。
疲れて眠る。そしてまた次の朝が来る。
ただそれだけ。
ブレスレットがあることだけが、あの日の証明だった。
ある日のバイト帰り。
コンビニに寄って、丁度出たところだった。
向かいからやってくる人が、あいつに似ていた。
スマホに視線を落とし、見覚えのあるキャップを被っている。
……処分されずに済んだんだ。
慧「…大ちゃん！！」
思わず名前を呼んで、彼の肩に手を置いた。
顔を上げると、やっぱり大ちゃんだった。
でもきょとんとしてて、なんのことか覚えてないみたい。
そっか、データは消されちゃったのかな。
慧「あ…俺、伊野尾慧って言うんだけど…。覚えてない、よね？」
「…知ってる。覚えてるよ。」
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カシスオレンジ(プロフ) - 空さん» 楽しみにしていただいていたのに、本当にごめんなさい。作者の都合によりお話の続きを書くことが難しくなってしまったため勝手ではありますが作品を削除することにしました。内容が思いついたらまた"忘却の彼方"のようなお話を書きたいと考えています。 (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 64f54fb5df (このIDを非表示/違反報告)
空 - カシスオレンジ様の小説【忘却の彼方】観覧不可能になっているのですが、もしかして削除してしまったのですか？ いつも楽しみに拝見させていただいていたので、ちょっとだけ残念です…。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 1b6fb8d27d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスオレンジ | 作成日時：2021年10月19日 15時
