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大貴「じゃあ、今度こそさよなら。」
家に帰って来てもうまく機能しない頭。
慧「…うん。」
それしか、返すことが出来なかった。
ベッドに寝そべって自分の腕についたブレスレットを見つめた。
その時。
ぷつん。
何かが頭の中で途切れた。抜け落ちて、消えた。
慧「有岡大貴って、誰…？」
あの顔も、名前も、俺は全く知らない。
高校生の時の友達なんて、俺にはいなかったんだから。
…じゃあ、あの人は誰だったの？
なんで俺はまるでずっと前から知っていたみたいに話していたんだろう。
ピロン、
"メール 一件"
通知をタップする。
『……、……………。』
文面を見て、ようやく思い出す。
ああ、そうだった。
俺はあの人とちゃんとお別れしなきゃいけない。
まだそう遠くに行っていないよね。
家を飛び出して彼の元へ走った。
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カシスオレンジ(プロフ) - 空さん» 楽しみにしていただいていたのに、本当にごめんなさい。作者の都合によりお話の続きを書くことが難しくなってしまったため勝手ではありますが作品を削除することにしました。内容が思いついたらまた"忘却の彼方"のようなお話を書きたいと考えています。 (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 64f54fb5df (このIDを非表示/違反報告)
空 - カシスオレンジ様の小説【忘却の彼方】観覧不可能になっているのですが、もしかして削除してしまったのですか？ いつも楽しみに拝見させていただいていたので、ちょっとだけ残念です…。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 1b6fb8d27d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスオレンジ | 作成日時：2021年10月19日 15時
