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「「じゃあ、またね。」」
空には月が出てきている。
駅で別れて、大ちゃんは俺と同じ方面に。
慧「今日、楽しかったね？」
大貴「うん、すごく楽しかった。」
街灯に照らされて見える表情は、心なしか悲しそう。
慧「…明日、だよね。帰るの。」
大貴「…明日、、明日か…」
"明日"という言葉を噛み締めるように口にする。
慧「なんだよ、そんな悲しい顔して！これで最後じゃないだろ？」
大貴「…ううん、これが最後だよ。」
慧「…へ？」
大貴「俺には明日なんて無いし、こうしていのちゃんと話す機会はもうやってこない。」
慧「…それって、どういう…」
大貴「ごめんね、今まで騙してて。」
慧「…騙す？」
俺のことを？そもそも騙されていたってどういうこと？
頭がこんがらがって、答えを求める。
慧「意味が分からないよ。」
大貴「…そのうち分かる。でも今はこの関係でいさせて。」
体が、頭が、うまく働いてくれない。
まるで自分のものじゃないみたいに勝手に動いて、家までの道を君と歩く。
大貴「ほんとに、楽しかった。」
少しだけ、大ちゃんは口角をあげた。
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カシスオレンジ(プロフ) - 空さん» 楽しみにしていただいていたのに、本当にごめんなさい。作者の都合によりお話の続きを書くことが難しくなってしまったため勝手ではありますが作品を削除することにしました。内容が思いついたらまた"忘却の彼方"のようなお話を書きたいと考えています。 (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 64f54fb5df (このIDを非表示/違反報告)
空 - カシスオレンジ様の小説【忘却の彼方】観覧不可能になっているのですが、もしかして削除してしまったのですか？ いつも楽しみに拝見させていただいていたので、ちょっとだけ残念です…。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 1b6fb8d27d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスオレンジ | 作成日時：2021年10月19日 15時
