第二十三話 ページ27
「なら、私と鶴丸とサンジ、あとチョッパーで買い物とルフィを探しにでも行きましょうか」
砂漠を超えるための食糧調達と、服の調達。それから、ルフィの行方も気になるし。
私たちは顔を知られてないから適任でしょう。
そういえば、みんな納得した様子で買ってきてほしいものを各々口にしていく。
買い出しはサンジとチョッパーに。ルフィの探索は私と鶴丸にきまった。
「行く前に、私からみんなへ」
ナミから貸してもらったシザーバックから、この島に着く前万が一のためにと用意しておいた式紙を取り出す。
それを一人一式ずつ渡すと初めて見るものにみんな首をかしげている。
「それは、私の霊力を込めた式神よ。何かあったらその中心に自分の血を付けて念じてみて。きっと役に立つわ。
ただし、効果は一度きり。使う場所はきちんと見極めて」
「へー、ただの紙切れに見えるけどなぁ…そんな力があるのか」
ウソップは式神をぺらぺらと降ってみたり太陽に透かしてみたりと、不思議そうに眺めている。
ほかのみんなの反応も似たようなものだけど、鶴丸を呼び出すのを目の前で見ていたからか疑うような様子はない。
「それじゃ、行きましょうか」
「気を付けてね神無月ちゃん」
メロリンメロリンと体をくねらせてこちらに手を振るサンジに「ありがとう」と苦笑いで返しながら鶴丸と一緒に中心部を目指す。
＊＊＊
「しっかし、熱いな」
「そうねぇ…ルフィはきっとご飯が食べられるところにいるわよね」
おなかがすいたと騒ぎ散らしていた彼のことだ。真っ先に食べ物がある場所へと向かうはず。
レストランを探すことになり待ちゆく人に田津ネルと町で一番顔の利く店主がいるレストランがあるらしい。
そこなら情報を集めやすいだろう。
そのレストランへと向かおうとしたとき、
「あぁ、そこのお姉ちゃん！」
金色のリンゴを持ったおじさんに声をかけられた。
「ここだけの話、こいつは俺が古代遺跡へ潜って見つけてきたとんでもねぇ秘宝だ。一口かじれば千年生きられるっていう黄金リンゴ！」
「…悪いんだけど。それは私たちには必要ないわ」
明らかに金色の塗装でもしたのだろうというリンゴの色に呆れつつさらりとかわして歩き出す。
あんなのにつられる馬鹿がいるのかしら。
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雪羅(プロフ) - すみせん、二回投稿してしまいました…… (2019年3月20日 6時) (
レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - またまたコメントさせてください。ほんっとうに面白いです！エース見てると、後々あんなことに……と泣きたくなります。鶴丸以外の刀剣に早く会えたらいいですね。これからも頑張ってください！ (2019年3月20日 6時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - またまたコメントさせてください。ほんっとうに面白いです！エース見てると、後々あんなことに……と泣きたくなります。鶴丸以外の刀剣に早く会えたらいいですね。これからも頑張ってください！ (2019年3月20日 6時) (レス) id: 227c03626a (このIDを非表示/違反報告)
珠愛(プロフ) - 雪羅さん» お返事が遅れてしまって申し訳ございません！コメントと応援ありがとうございます！なかなか更新できずお待たせしてばかりですが、精一杯頑張りますのでこれからもどうかよろしくお願いします！ (2018年11月9日 13時) (レス) id: 600712081e (このIDを非表示/違反報告)
珠愛(プロフ) - ミリアさん» リクエストについてなのですが…申し訳ございませんが受け付けておりませんのでご了承ください。 (2018年10月6日 9時) (レス) id: 600712081e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠愛 | 作者ホームページ：ニャンニャンニャン♪♪♪
作成日時：2017年7月25日 17時
