【wrwrd】転校生は知らない【学パロ】 (ページ32)

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Aside

『え、ごめんゾム。生徒会の人と友達って言ったら迷惑かけちゃうかもと思って…。』
zm「友達って思ってくれてんの？」
『私は思ってるよ、この学校で友達って思ってるのゾムぐらいやし。』

彼はパッと顔を明るくして
zm「じゃあ許す。」
『ごめんね？ありがと。』

gr「…で話は終わったか？」
zm「終わったで。」
gr「この時間は一般生徒が集まらないように生徒会が貸し切りでやる時間だゾ？分かっているか？」
zm「分かってる。でもこいつ来たばっかでペアおらんねん。」
gr「はぁ…。連れてきたもんは仕方ない時間も限られているからさっさと終わらせるゾ。」

貸し切りの時間だなんて知らなかった
申し訳なくなり、やはりサボろうと思って生徒会長に声をかける

『あの…やっぱり私…』
gr「お前、転校生だな？」
『あ、はい。』
gr「後で話がある。走り終えたら俺の所へ来い。」
『……分かりました。』

生徒会のゾムと仲がいいとなると不審に思われるんだろうか

(怖…)

不安に押し潰されそうになる

em「大丈夫ですか？次Aさんですよ。」
『あぁ…大丈夫です。ありがとうございます。』

心配そうな顔させてしまったことに申し訳なさを感じる

(とりあえず集中しよ…)

深呼吸をしてスタートラインに立つ

ni「位置について…よーい…」

ﾊﾟﾝｯ

ピストルの音で一気に地面を蹴り加速する

走り終えると記録してくれているトントンさんが驚いた顔でこちらを見てくる

tn「お前…めっちゃ足速いやん…。」

目立ちたくないと思っていたのに、つい本気で走ってしまった

(えっ…これは流石に発表されないよな？)