【wrwrd】転校生は知らない【学パロ】 (ページ42)

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sypside

今日は1年生が体力テストの日
生徒会役員は時間が決まっているため時間まではチーノと2人でだらだらと喋っていた

ci「そーいえば昨日いたAさん、ゾムさんが気に入ってる人らしいで。」
syp「ゾムさんが？生徒会内で1番女子苦手なあの人が気に入る女子とかいんの？」
ci「大先生が言っとったで？生徒会が測定する時間にゾムさんが担いできたって。転校生やし友達おらんのちゃう？」
syp「あぁ、なんか見た事あると思ったらあの人、転校生か。にしてもゾムさんがそこまでするとか。よっぽど懐いてんねんな。」
ci「いやほんまにな。」

昨日のことを思い出してたら1つ、気になったことを思い出す

syp「チーノ。」
ci「んー？どしたん？」
syp「昨日、Aさんがなんか隠してるって言ってたけどなんか他に分からんの？何について隠してるとか。」
ci「分からんことはないけど俺はあの人じゃないからあくまで予想でしかないで？」
syp「それでええから教えて。」

チーノが腕を組み少し考えた素振りを見せる

ci「話しかけるなって言ってたと思うけど多分あれ本心じゃないと思うねんなー。ほんまにそうかもしれんけど俺らが嫌いとかそんなんではないな。話したくないんじゃなくて話すことで何か起こるのを恐れている感じがした。」
syp「よくそこまで読み取れたな。」
ci「後半は俺の想像やからあてにせんときや。マスクしてるから顔の情報が目しかなくてなんとなくでしか予想出来へんわ…。」

俺にはそれだけで十分だった

syp「目だけでよくそこまで辿り着けたな。」
ci「マスクしてても手とかあるしな。」
syp「ありがとう。ちょっと行ってくるわ。」
ci「え、は？ちょっ、どこ行くねん！」

後ろで呼んでるチーノを置いて俺はあそこへ向かった