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「では､私とコナン君はこれで｡カレーとても美味かった､また是非誘ってくれないか」
「えぇ勿論です｡本当に送って行かなくていいんですか?」
「あぁ｡もう道もだいぶ覚えているからな」
送っていくと言ってくれた沖矢さんは本当に優しい人だと思う｡だけど､わざわざ家を出てまで送ってもらうのは悪いし､ポアロまでの道を確認したいのもあった｡
コナン君はポアロの上にある毛利探偵事務所に居候をしているのだと教えてくれた｡
知っていたが､知っているなどといえば不審に思われること確定なので､なら送っていこう､と返したのだ｡
「じゃあね昴さん!」
「はい､また｡夜道ですので気を付けて下さいね」
「ありがとう､気を付けるよ」
コナン君の手を繋いで､工藤邸を出る｡
隣の私の家にある車の鍵を開けて､助手席の扉を開ければ､コナン君は失礼しまーす､と言って助手席に乗った｡
中身が工藤新一と知らなければ､とても礼儀正しい小学生だ｡知っていても礼儀正しいと思うけれど｡
「Aお姉さんカッコイイ車乗ってるね」
「ん?あぁ､そうだな」
確かにカッコイイと思う｡
車の中にあった雑誌のようなものを見た時に､スバル・レガシィB4 2.5 4WDだと書かれていた気がする｡黒の革張りのシート｡
「スバルのレガシィB4でしょ?」
「そうだよ｡物知りだな､君は車が好きか?」
「うん!…昴さんはスバル360に乗ってるんだよ!」
「あぁ､乗せてもらったからな｡知って…ん"んｯ」
「!?」
今の私は無表情ながらも凄い声を出したことだろう｡沖矢昴さんがスバルのスバル360に乗っているんだぞ｡よくよく考えてみれば笑えるだろう｡笑いそうになったのは不可抗力だ｡
「沖矢さんはわざとSUBARUのスバル360を乗っているのか?」
「さぁ…ｯ?」
笑ったなコナン君｡
そんな話をしているうちに､車はポアロ…毛利探偵事務所前についていた｡
「これからそっち側を開けるから待っていろ」
運転席から降り､助手席側に行き扉を開ける｡
コナン君が降りたのを確認して扉を閉めた｡
「一緒に行こう｡結構遅くなってしまったからな」
「大丈夫だよ?」
「小学生である君を､遅くまで連れ出していた事はあまり世間から見ては良くないことなのだよ」
「コラァ､コナン!連絡ぐらいしろ!!」
しゃがみ込んで目線を合わせて話していると､突然怒声が降ってきた｡
思わず顔を上げれば､そこにはあの毛利小五郎の姿｡
「あれ､お嬢さんは?」
キョトンとした顔で毛利小五郎は言った｡
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ユキ - 田中。さん» 田中。さんの作品読ませて頂いております!コメント頂けてとても嬉しいです｡琵琶湖をテーマ､というか､近江国を物語に入れたかったんです（笑）コメントありがとうございました､応援しています!! (2018年6月12日 20時) (
レス) id: 5d51fce380 (このIDを非表示/違反報告)
田中。(プロフ) - 琵琶湖という言葉にドキリとしました！これからワクワクしながら読みたいと思います (2018年6月11日 1時) (レス) id: ddae4419b4 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - ゆうさん» 励みになります､本当に感謝です…! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 5d51fce380 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - まさかの和解!予想していなかった展開で驚きました！ゆっくりでいいのでこれからも頑張ってください！ (2018年5月20日 7時) (レス) id: adda87380c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - ゆうさん» いつも読んで下さってありがとうございます!コメントを読む度にほっこりとさせて頂いております｡更新遅くてすみません､これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2018年5月12日 17時) (レス) id: 5d51fce380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2018年3月27日 18時
