【ヤンデレ-小説版】変わってしまった【すとぷり】

3.さとみ》生き血が欲しい ページ7

「はぁ、はぁ、、、、」

『んっ、、ちょ、、、痛い……』


息を荒らげて夢中で首に噛み付くさとみ。
でも、今日は終わる気がしない。


『ね、、、さとみ、、、、なが、い……』


肩を叩くが辞めてくれる気配は無い。
もう、、、、目の前が真っ白に……


「……ん、うま．．．」

『はｯ…あ、、、さ、とみ……早く舐めて……』


吸血鬼の噛み跡は舐めればすぐに治る。
今は痛みが全身にまわり、激痛がはしっている。


「…やだ」

『な、んで……』


問いかけると、一気に怖い顔になった。
私何か悪い事言っちゃった……？


「は？何言ってんの？」

『え……』


息を必死に吸いながら耳を傾ける。


「……俺以外の奴に印付けられたよな？あ？」

『ｯ…それ、は……』


吸血鬼は気に入った人間に噛み付いて印を付ける。
印が現れるのは胸なはず……


「分かるよ。血を飲んだ時の脈拍で。焦り。」

『そんな……』

「だからね、Aは俺のだって解らせてあげる」

「Aは身体で教えてあげないと分かんないもんね？」

『や、、、いや……』


身体中至る所に鋭い歯をたてていく。
少し血を飲んではまた別のところに穴をあけていく。


『い、たい……』

「……」


どんな拒んでもやめることは無かった。
痛い、苦しい。血が無くなって息が詰まる。


『あ、、ぅあ……さとみ、、、ごめんなさ、い……』

「……」


ゆっくり穴が空いた場所を舐めていく。
傷が癒えていって、気持ちいい。

思わずさとみに抱きついた。


『さとみぃ……ごめんなさい、、、、』

「いいんだよ、俺から離れなければ、ね？」

















「今度また同じような事があったら……」















「本当に殺しちゃうかもね＿＿＿＿？」
















＿＿＿＿＿彼女が疲れて眠りについた時、彼は高笑いをした。

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