11:いざ、少年の家へ ページ11
「ただいま」
「剣ちゃんママー！お邪魔します！」
少年の家に来たのはいつぶりだろうか。
最後に来たのは私が高校生の時か？
玄関に入った途端に少年の香り。
剣持家に来たことを実感した。
「あら〜！Aちゃん！久しぶりね〜！！」
「わー！お久しぶりですー！」
ちょくちょく連絡は取っていた。
けれど、剣ちゃんママと顔を見て話すのは久々だ。
相変わらず綺麗で若々しい。
「いつ見てもお綺麗で羨ましいです」
「やだ、お世辞？でも嬉しいから受け取っちゃう」
女子トークでキャッキャと盛り上がる。
お世辞なもんか。本当に綺麗なんだ。
少年の綺麗な顔立ちはここから出来ているんだ。
そりゃイケメンに育つよ。
ふと少年を見ると少し疲れた顔をしている。
そう言えば女子トークは苦手だったか。
仕方ない、お姉さんが助けてあげよう。
「今日は少年からご飯に誘ってもらったんですよ。
久々の剣ちゃんママのご飯、楽しみです！」
「あら！それなら気合い入れて作っちゃう。
刀也、お茶とかお願いね」
やっとか、と言うように少年は立ち上がった。
少しは隠す努力をしなさいな。
顔に出過ぎだぞ、少年。
私も立ち上がって少年の後を追う。
ついでにお茶の準備も手伝おう。
…それよりご飯作るの手伝うべきか？
「あ、剣ちゃんママ、私も何かご飯の手伝いとか…」
「いいのよいいのよ！ゆっくりしてて！
私がAちゃん取っちゃうと刀也が拗ねるし」
少年が拗ねる。なぜだ。
剣ちゃんママはニヤニヤしながら少年を見ている。
「…もう！余計なこと言わないでよ！」
かわいいかよ。
恥ずかしがり方もかわいい。
「はいはい、お姉さんとお部屋に行こうね」
「子供扱いすんな！」
部屋に促しただけなのに怒られる。
子供扱いは…したけど。
だって少年がかわいかったんだもん。
コップを持ち、少年と部屋に向かった。
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ミュウト(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ニコさんの書くお話にいつもドキドキしてました…！幸せな時間をありがとうございました！ (10月10日 10時) (
レス) @page50 id: 416a70e64b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ【低浮上なう】(プロフ) - 完結おめでとうございます！！顎が…かっこいい…って悶絶しながら読んでましたw (7月31日 0時) (レス) @page50 id: f3d0772f96 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の凉宮 - あんまりNLは好んでみないし、すきやないけどこれは見れる！おもしろい (5月21日 15時) (レス) @page41 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
いろね(プロフ) - 俺、男女の恋愛って苦手なんですけどこのお話は嫌いじゃなくて不思議です！！ここまで心に響いて尊い、推せる！って思えるの初めでです！ありがとうございます！！！！！ (5月20日 0時) (レス) @page41 id: 3c850ea3ab (このIDを非表示/違反報告)
おもちちゃん(プロフ) - てぇてぇ、、てぇてぇの過剰摂取で死にそうになりながら読みました。大好きです (2023年1月4日 7時) (レス) @page33 id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコ | 作成日時：2022年8月11日 3時
